アルツハイマー病に苦しんでいる父を持つウィル(ジェームズ・フランコ)は、父の病を治すために
脳の細胞を活性化させる薬の開発に勤しんでいた。
試薬No.112を投与したチンパンジーの知能が飛躍的に上がったのを確認した彼は、
社長にNo.112の更なる実験を願い出た。
なんとか社長の承諾を得て、融資者にプレゼンをしている最中に、
その試薬を与えていたチンパンジーが暴れだして、射殺されてしまう。
騒ぎに怒った社長に実験の中止とチンパンジーの処分を言い渡されたウィルだったが、
間も無く、何故そのチンパンジーが暴れだしたのか理由が判明した。実は妊娠をしていたのだ。
生まれたてのチンパンジーの赤ん坊の処分を可愛そうに思ったウィルは、赤ん坊を家へつれて帰った。
翌朝、チンパンジーにミルクを与えようとした彼は、その生まれたてのチンパンジーが
一人で哺乳瓶を持ってミルクを飲む姿に驚きを隠せなかった…
猿が知性を持ったら、人間と敵対しちゃうのですか・・・と思うと哀しかったです(T_T)
新薬によって知性を得た猿が人間と決別するまでを描いた作品です。
アルツハイマー病に対する新薬を開発していたウィルは、
新薬を与えられたチンパンジーから産まれた赤ん坊に高い知性が備わっていることを知ります。
彼は新薬の成功と共に、そのチンパンジーの赤ん坊をシーザーと名付けて家族のように可愛がりました。
数年後、一時はアルツハイマー病が良くなっていたウィルの父は、再び病気が悪化し、
近所で騒ぎを起こしてしまいます。
その父を助けるためにシーザーは隣人の男に襲いかかり、そのために施設に収監されてしまいます。
そして、その施設での扱いの酷さとウィルとの心のすれ違いから、
シーザーは人間との決別を決心してしまいました(T_T)
それにしても、チンパンジーたちのCGは凄かったです~
その動きはまさに本物のようで、彼らの姿と行動こそがこの作品の見所ですね。
そして、彼らが選んだ道が人間との決別なのは哀しいなあと思いつつも分かる気がしました。
ただ、今作だけでは元祖『猿の惑星』のあのインパクトある地球の風景がイメージできなかったです。
森に帰ったシーザーたちが次にどんな行動を取ったのだろうなあと
今作の後に何が起きたのか知りたくなってしまいまった1本です。
監督:ルパート・ワイアット 出演:ジェームズ・フランコ アンディ・サーキス フリーダ・ピント ジョン・リスゴー トム・フェルトン ブライアン・コックス
2011年 アメリカ 原題:RISE OF THE PLANET OF THE APES
(20111010)
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