芸術的な映像を得意とするターセム監督がギリシア神話の世界を描いたファンタジー・アクションです。
前作『
落下の王国』の映像に魅せられたので、今作も楽しみにしていました。
ワンシーンごとに登場する、創り込まれた映像の美しさに圧倒されました。
戦いは徹底的に残忍でめちゃくちゃハードでした~
ギリシア神話の世界を舞台に英雄テセウス(ヘンリー・カヴィル)と
ギリシア神を憎むハイペリオン王(ミッキー・ローク)の戦いを描いた物語です。
自分の妻と子供を病で亡くしてからギリシア神を憎むようになったハイペリオン王は
かつてギリシア神との死闘に敗れ幽閉されているティーターン族を解放して、神々たちを倒そうと企みます。
ハイペリオン王はそのために必要なエピロスの弓を探すためにギリシアの神殿を探しては破壊していました。
また、ギリシア神を信仰するギリシア人も憎み、村を見つけてはギリシア人を滅ぼすために虐殺をしていきます。
小さな村にいたテセウスも母を目の前で殺され、自身は重労働をさせるために奴隷として連れて行かれます。
絶望に生きる意欲を失くしたテセウスですけど、水呑場で巫女パイドラ(フリーダ・ピント)と運命的に出会い、
スタブロス(スティーヴン・ドーフ)や他の奴隷たちと共に逃げ出します。
そして、テセウスはギリシアの運命をかけた戦いに次第に巻き込まれていきました。
それにしても、やっぱり美しい映像ですね~
戦いやハイペリオン王の所業は本当に残酷なのですけど、映像の美しさに魅せられて
ついスクリーンを見つめてしまいます。
(でも、さすがに目を逸らしたところは何箇所かありましたけど^_^; )
また、俳優陣も揃っていてみんな美しく、ギリシア神話の世界が似合っていました。
静かだけどぞっとさせられるラストシーンも印象的でした。
大きなスクリーンで観ることが出来て良かったなと感じた1本です。
監督:ターセム・シン・ダンドワール 出演:ヘンリー・カヴィル ミッキー・ローク フリーダ・ピント スティーヴン・ドーフ ジョン・ハート ルーク・エヴァンス イザベル・ルーカス ケラン・ラッツ
2011年 アメリカ 原題:IMMORTALS
(20111119)
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公式サイトはこちらへ http://immortals.jp/