劇団スパイスガーデンの舞台を映画化したサスペンスです。
予告編を観て、ちょっと面白そうなストーリーかもと気になっていました。
舞台劇らしいノリでどんどん展開していく物語に、一体どうやって終わるのだろうと思いながら観ていました。
観終わった時、何度どんでん返しがあったのだろう?と数えてしまいました~
銀行強盗のシーンから始まるサスペンスです。
5人の若者が謎の男の指示によって小さな町の銀行を襲います。
計画は万全で楽勝のはずだったのですけど、何故かすぐに警察に囲まれて危機に陥ります。
何とか運良く逃げ終えた彼らは隠れ家へ集まり、どうして警察へばれたのかと疑心暗鬼になり始めます。
一方、戸辺(金子ノブアキ)という男のもとに、日当200万円という破格の仕事の招待が郵便で届きました。
どうも彼は1週間前から記憶喪失になっているようです。
そんな時に来た招待に、彼はすぐに応じます。
そして指定場所へ行くと、すでに同じく招待された男たちが集まっていました。
ただし、彼らには何故か共通の裏があるような怪しげな雰囲気が漂っていました。
それにしても、めまぐるしい展開でした^_^;
時間を前後させて見せる展開と、謎の裏に謎が隠されているストーリーは、
じっくり観ていないと置いてきぼりになりそうです。
戸辺に隠されていた謎。4人に隠されていた謎。彼らへ強盗を依頼してきた男の謎。
ここで終わり?と思うと、まだまだ裏が明かされて物語が続きます。
そして出だしの軽快さとはまた違った雰囲気の、将棋倒しのようなラストが待ち構えていました。
これが舞台劇だったら、カーテンコールがあって役者さんたちの笑顔で終わるのになと思いました。
エンドロールあたりに楽しいNG集でも流してくれたら嬉しかったかもとちょっと思った1本です。
監督:及川拓郎 出演:金子ノブアキ 賀来賢人 市川亀治郎 ムロツヨシ 鎌苅健太 中村ゆり 吹田早哉佳 光石研
2011年 日本
(20111224)
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公式サイトはこちらへ http://www.bitters.co.jp/shuffle/