中村光著の人気コミックを豪華俳優陣で映画化したコミカルなドラマです。
コミックも昨年のドラマも未見ですけど、俳優陣に惹かれてチャレンジしてみました。
ちょっと不思議な設定のキャラクターたちが生き生きとスクリーンに映し出されていました。
市ノ宮財閥の御曹司・市ノ宮行(林遣都)は若いながらも父から関連会社を任されている。
ある日、初めての大仕事として、父から荒川河川敷の再開発への準備を任された。
再開発は小さな町を作り上げるほどの一大事業だが、じつはその河川敷には不法占拠者がいたのだ。
早速、張り切って荒川へ向かった市ノ宮行だったが、橋の上で追いはぎに遭った上に、
橋の上から川へ落ちてしまう。
気を失って川底へ沈みそうになった彼を助けたのは自称“金星人”のニノ(桐谷美玲)だった…
自分の居場所を見つけた人は強いなあと感じました~
父親に従って生きてきた青年が荒川河川敷に住む不思議な人々と出会うことで成長していく物語です。
市ノ宮行が金星人ニノに連れられて行った河川敷で出会ったのは、“かっぱ”の村長(小栗旬)や
星の被り物をしている“星”(山田孝之)など得体の知れない姿をしたものばかりです。
彼らは河川敷を使ってほぼ自給自足の生活をしている村の共同体でした。
そんな中に入り込んだ市ノ宮行は“リク”という呼び名を村長に付けられて、以降はリクとして生活し始めます。
世間の常識で判断を下しているリクは、当然この村に違和感を覚えて溶け込むことが出来ません。
でも、村人たちの強烈なキャラクターに引きずられるように、いつの間にか少しずつ心を開いていきます。
そして、彼らが愛するこの場所を守りたいと思った時、リクはこれまでの自分の人生を覆すような
大きな決断をしました。
それにしても、みんな楽しそうですね~
みんなで不思議な体操をしているシーンなどは息がピッタリで可笑しかったです。
また、どんなにキテレツなキャラクターでも思わず認めてしまいそうなパワーが心地良かったです。
そして、この中にいたらリクもこれまでの市ノ宮行へは戻れないだろうなと納得でした。
コメディかと思っていたら、意外に純粋な青春ストーリーでした。
観終った時、昨年に放送されたドラマにもチャレンジしてみようかなと思った1本です。
監督:飯塚健 出演:林遣都 桐谷美玲 小栗旬 山田孝之 上川隆也 高嶋政宏 城田優 片瀬那奈 井上和香 安倍なつみ 徳永えり 駿河太郎 平沼紀久 末岡拓人 益子雷翔 手塚とおる 浅野和之
2011年 日本
(20120204)
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