マイケル・モーパーゴ著の同名小説をスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化した作品です。
予告編を観て、大きなスクリーンで観たいなあと思っていたのに、つい観るのが遅くなってしまいました(^^ゞ
期待通りの雄大な風景と激しい戦争シーン、そして希望を感じる展開に感動を覚えるような物語でした。
とても壮大な物語でした~
どんな人も心惹かれてしまうような美しい馬を巡る物語です。
時代は20世紀の初頭。一匹の仔馬が誕生します。
いかにも走るのが大好きなサラブレッドの仔馬です。
間もなく市に出され、農耕馬を買いに来た小作人テッド(ピーター・ミュラン)に購入されます。
でも、その時にテッドが競ったのは自分の地主であるライオンズ(デヴィッド・シューリス)で、
しかも競い合ったために、テッドは通常より高い価格を払ってしまいました。
農業には使えないサラブレッドを連れ帰って来た夫に、妻ローズ(エミリー・ワトソン)は怒り心頭です。
でも、10代の息子アルバート(ジェレミー・アーヴァイン)は目を輝かせて仔馬に近付きました。
それから仔馬の世話をしたのはアルバートです。
彼は仔馬にジョーイと名付け、少しずつ彼の言うことをきくように慣らしていきます。
やがて小作料のためにジョーイに畑を耕かせることになった時、ほとんど無理かと思われていた作業を
アルバートはジョーイと共に最後まで頑張り抜きます。
そんな強い絆を引き裂いたのは、大雨による自然災害と第一次世界大戦でした(T_T)
それにしても、美しい風景が心に残る物語でした。
どちらかと言うと、不幸の連続の物語です。
ジョーイを買ったためにテッドは貧乏になってしまいますし、その後ジョーイを手にした人々は
みな戦争のために死んだり不幸になってしまいます。何とも辛いことばかりです。
でも、そんな気持ちを払拭するのがジョーイの存在です。
その美しくて無垢な馬は人々に希望と笑顔を与えます。
そして、ジョーイはどんな状況の中でも、必死に力強く前へ進もうとしました(T_T)
ジョーイが最後に求めたのは、自分を心から愛してくれたアルバートでした。
その絆を彩る美しい夕陽の風景はずっと忘れないだろうなあと感じた1本です。
監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:ジェレミー・アーヴァイン エミリー・ワトソン ピーター・ミュラン デヴィッド・シューリス ニエル・アレストリュプ トム・ヒドルストン デヴィッド・クロス
2011年 アメリカ 原題:WAR HORSE
(20120220)
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公式サイトはこちらへ http://disney-studio.jp/movies/warhorse/