ノルウェーの大自然を舞台に童話の世界の生き物だと思われている“トロール”を追跡した作品です。
スウェーデン映画はたまに観ますけど、ノルウェー映画ってお目にかからないなとちょっと気になっていました。
ドキュメンタリー風に展開されながらも、いろいろと謎のトロールが登場してきて、
ちょっとサスペンスっぽい物語になっていました。
トロールの大きさと、ドシンドシンと歩く音に圧倒されました~
大学生のグループが熊の密猟者のインタビューに挑戦しようと追いかけたところから始まる物語です。
大学生でドキュメンタリー風と言えばすぐに思い出すのが「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」。
あれはもう、とにかく怖がらせるぞという雰囲気に満ちた作品でしたけど、
今作はホラーテイストではなくて、とにかく謎を追いかけようとする大学生たちの姿を撮った作品でした(^^ゞ
大学生3人組は、社会問題として密猟者を取り上げようと追いかけていましたけど、
実はその密猟者ハンス(オットー・イェスパーセン)がトロール・ハンターでした。
熊の密猟者よりもトロールの方が断然面白いので、彼らはすぐにハンスに付いてトロールを撮影しようとします。
でも、それは彼らの運命を大きく変えた瞬間となりました(-_-)
それにしても、トロールはいろいろいるのですね~ 今作でも3種類登場しています。
それぞれの特徴をハンターが解説しながら追いかけているので、
何も知らない私でも、トロールってこういうものなのかと理解出来ました。
そして、何と言っても大きいです~
その迫力ある姿を森林や荒野の風景と共にちゃんと映し出しているところが面白かったです。
また、映像だけでなく、秘密の政治組織やトロールを倒した後の処理方法なども出てきて、
本当にリアルな展開になっていました(^^ゞ
難点は手ぶれする映像が多いので、乗り物酔いのする私にはちょっとキツイところがあったこと。
正直、しっかりと観ていると酔いますので、気楽に家でDVDの方が楽しめるかもと思いました^^;
観終わった時、北欧の伝説の妖精ってすごいなあとちょっと思った1本です。
監督:アンドレ・ウーヴレダル 出演:オットー・イェスパーセン グレン・エルランド・トスタード ヨハンナ・モールク トマス・アルフ・ラーセン ハンス・モルテン・ハンセン
2010年 ノルウェー 原題:TROLL JEGEREN/TROLL HUNTER
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公式サイトはこちらへ http://troll-hunter.jp/