マイクル・コナリー著の同名小説を映画化した法廷サスペンスです。
原作は未読ですけど、久々に法廷物なので面白そうだなと気になっていました。
主人公のキャラクターが面白くて、最後まで読めない展開にドキドキしながら観ていました。
ちょっと悪いところもあるけれど、根は真面目に事件に取り組んでいました(^^ゞ
L.A.を舞台に、高級車を第二の仕事場にしているミック・ハラー弁護士(マシュー・マコノヒー)の物語です。
刑事事件に強い弁護士ミックは、ある日、知り合いの保釈金業者から大きな仕事を依頼されます。
容疑者は不動産会社社長の一人息子ルイス・ルーレ(ライアン・フィリップ)で、
婦女暴行と殺人未遂の刑で逮捕されていました。
ルイスは、これは罠で自分は何もしていないと言い、当然、司法取引もしないと主張します。
でも裁判に向けてルイスの事件を調査員フランク(ウィリアム・H・メイシー)に頼んだミックは
すぐにルイスの嘘や検察側の怪しい動きに気付きます。
そして、深く調べるにつれて、金持ちのルイスが無名の弁護士を雇うメリットに気付き始めました。
それにしても面白かったです~
この謎は犯人が誰かと言うことではなくて、ミックが事件をどう収めるかということ。
なので、犯人は早くに分かるのですけど、その先の展開は思ってもみないことでした。
そして、ミックの取った作戦は上手くて、適材適所なのが楽しかったです(^^ゞ
また、マリサ・トメイやウィリアム・H・メイシー等、いい役者が揃っていて主人公を盛り上げつつ、
謎が深まっていくところも面白かったです。
観終った時、こんな弁護士がいたら怖いけど知り合いになりたいかもとちょっと思った1本です。
監督:ブラッド・ファーマン 出演:マシュー・マコノヒー マリサ・トメイ ライアン・フィリップ フランシス・フィッシャー ウィリアム・H・メイシー ジョシュ・ルーカス マイケル・ペーニャ
2011年 アメリカ 原題:THE LINCOLN LAWYER
(20120714)
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