私もあの星を観測する巨大な装置を覗いてみたいなあと思ってしまいました(^^ゞ
何十年という月日をかけて正確な暦を作り上げたひとりの男の物語です。
碁打ちの名門・安井家に生まれた安井算哲(岡田准一)は囲碁の腕前もさることながら
数学や天文学にも秀でた才能を持つ有能な若者でした。
ある日、そんな彼の才能を認めた会津藩主・保科正之(松本幸四郎)から、日本全国へ赴いて
各地の北極星の出地を観測する旅へ参加しろという命令を受けます。
算哲は淡い想いを抱いていた村瀬塾のえん(宮崎あおい)に1年後に会いに来ると約束し旅立ちました。
旅の中で北極星を観測することの素晴らしさを再認識した算哲は、
心の友となった建部(笹野高史)や伊藤(岸部一徳)との出会いを別れの中で、
この暦作りは自分の生涯をかけての大事業になると感じます。
その旅は予想よりも困難で長引いたために約束の1年を半年も過ぎてしまいます。
そして、ようやく村瀬塾へとやって来た算哲はえんに会いたいと願っていましたが、
彼女が他家へ嫁いだと聞いてがっかりしてしまいました(>_<)
それにしても、結構、小説と変わっていました~
この原作は本屋大賞を受賞した評判の本だったので既読だったのですけど、
時間的な関係か、後半部分はかなり映画オリジナルの展開になっていました。
キャラクターも微妙に違うし、全く登場しない人もいるし、びっくりのエピソードが加わっているし。
でも、やっぱり小説とは別物と思って観れば楽しいエンターテイメントですよね。
それに何と言っても主演の二人が素敵なので、それだけでも楽しかったです(^^ゞ
暦がどれほど人々の生活に大切なものだったのか、改めて感じました。
一歩一歩進みながら暦を創り上げた主人公たちの偉業にワクワクした1本です。
監督:滝田洋二郎 出演:岡田准一 宮崎あおい 中井貴一 松本幸四郎 市川猿之助 横山裕 渡辺大 佐藤隆太 白井晃 笹野高史 岸部一徳 市川染五郎
2012年 日本
(20120816)
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公式サイトはこちらへ http://www.tenchi-meisatsu.jp/index.html追伸
この映画は試写会で観ました。公開は9月15日以降の予定です。