孤独な少年と、少年の親友となるために命が宿ったテディベアの27年後を描いたコメディです。
37歳のジョン・ベネット(マーク・ウォールバーグ)はレンタカーショップで働く独身男。
足掛け4年の付き合いになるガールフレンド、ロリー(ミラ・クニス)との関係も順調で、
同居している相棒と共に気楽な毎日を送っていました。
特殊なのは、その相棒がテディベアのテッドであること。
孤独な少年だった彼が大好きなテディベアとおしゃべりしたいととても強く願ったので、
神さまが願いを聞き入れてくれたのです。
小さなぬいぐるみの身体には命が宿り、外見以外は人間と同じような行動を取るようになりました。
そんなテッドは当時の大ニュースとなってテレビ出演もし、セレブの仲間入りをしましたけど、
やがてドラッグで逮捕されるなど素行が悪くなってしまいます。
今ではただのドラッグ好きな中年親父みたいになっていますが、それでもジョンとは大の親友でした。
でも、そんなテッドの存在がジョンとロリーの恋に影を落とし始めました。
それにしても、映画ネタのジョークがいっぱいでした~
パロディだけでなく、かなりブラックなジョークも多くて、こういうジョークを飛ばすなんて
随分と大らかだなあと思いながら観ていました。
『グリーンランタン』をネタにされたライアン・レイノルズなんて、そんな登場でいいの?と
ちょっと聞きたくなりましたもの^_^;
でも、物ともせずきっちり演技しているところはさすがですね。
物語はテッドとジョンの友情物語と共に、ジョンとロリーの恋も描かれています。
女心としてはジョンの生活に悪影響を及ぼすテッドを排除したくなるのも分かります。
だって、テッドの行動はドラッグやパーティなど、それは困るなあと思うことが多いのです。
+15なのも、やっぱりこのテッドのドラッグが一番なのでしょうね。
それだけに、愛想をつかせたロリーにテッドが誠意をもって語るシーンは偉い!と思ってしまいました。
そして、そんな誠意がテッドの最大の危機を乗り越える力をくれました。
中身は中年親父ですけど、外見はやっぱりめちゃくちゃ可愛かったです♪
観ている途中に、映画の神さまに隣で解説して欲しいなあとちょっと思った1本です(^^ゞ
監督:セス・マクファーレン 出演:マーク・ウォールバーグ ミラ・クニス セス・マクファーレン ジョエル・マクヘイル ジョヴァンニ・リビシ
2012年 アメリカ 原題:TED
(20130122)
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公式サイトはこちらへ http://ted-movie.jp/