青野春秋著の人気コミックを堤真一主演で映画化したコメディです。
主人公がだらっと横になっている写真を見て、これは可笑しそうだなあと楽しみにしていました。
予想以上にダメダメ親父の姿に思わず笑わされてしまうような楽しい物語でした。
あんな父を温かく見守れる女子高生は天使だね~と思いながら観ていました^^;
ダメダメ親父の現実から始まる物語です。
42歳の大黒シズオ(堤真一)は“本当の自分を探す”と一念発起して会社を辞めました。
でも、勢いで辞めたものの自分が何をしたいかさえ見つかりません。
そんなシズオを父親(石橋蓮司)は怒ってしかりつけ、シズオの娘・静子(橋本愛)は静かに見守っています。
とりあえずの収入としてバイトをしているファーストキッチンでは、“店長”というあだ名でバイト仲間に慕われています。
でも、失敗を繰り返しては新人バイトにもダメだと注意されてしまうし、
遅刻をしては25歳の本物の店長(賀来賢人)に冷たい顔で“大人でしょ”と睨まれる始末。
どこにいてもダメダメ精神がだだもれ状態でした。
そんなある日、シズオはコミック雑誌を立ち読みしている時、突然に漫画家になることを閃きます。
そして、自分のなりたいものが見つかった!と家族二人に宣言します。
彼の漫画家人生が始まろうとしていました。
でも、朝はサッカーゲームから始まる生活はやっぱり変わりませんでした(笑)
それにしても、本当にめちゃくちゃな親父ですね~
私がこの人の娘だったら、絶対に家出します^^;
でも、何故か彼に出会う誰もが、彼の自由さを羨ましく思うのですよね。
ダメダメだとため息をついても、居ないと寂しいと思ってしまうのです。
また、シズオも本当に漫画家にはなりたいと思っているようです。
何度も投稿を重ねて自分の描きたいものを見つけていきます。
そして、ようやくデビューに近付いたと思ったのに、まだまだ道は険しかったです(笑)
彼の幼馴染の宮田(生瀬勝久)の真面目で優しいキャラクターや、
無言だけど正義感が強くてケンカっぱやい市野沢(山田孝之)のキャラクターも良かったです。
観終わった時、登場したみんなのその後がとても気になってしまった1本です。
監督:福田雄一 出演:堤真一 橋本愛 生瀬勝久 山田孝之 濱田岳 水野美紀 石橋蓮司 指原莉乃 賀来賢人 ムロツヨシ 川久保拓司
2013年 日本
(20130613)
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公式サイトはこちらへ http://www.oremada.jp/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は6月15日以降の予定です。