ヒロインのデボラ・フランソワがめちゃくちゃ可愛かったです~
小さな田舎町から秘書を目指してヒロインが上京してくるところから始まる物語です。
ローズ・パンフィル(デボラ・フランソワ)は小間物屋を営んでいる父に育てられた素直な女の子。
父に決められた人生から抜け出したいと願い、保険屋ルイ・エシャール(ロマン・デュリス)の
秘書の募集にチャレンジしました。
時代は女性の社会進出がまだまだ難しい時で、一人の秘書募集に何十人もの女子が応募してきています。
周りを見ると、誰もが仕事の出来る女という感じで、自分に何も出来ないことがわかっているローズは
臆病になってしまうばかりです。
でも、彼女はドジで何も出来ないのですけど、向上心とタイプの腕には自信がありました。
ローズを面接したルイはすぐに彼女の能力のなさを見抜いて落とそうとします。
そんな彼にローズは必死に訴え、タイプを打ち始めます。
あまりの勢いに思わず振り向いたルイは、彼女が人差し指だけで打っているにも関わらず、
もの凄いスピードで作業していることに気付きます。
そして、とりあえずローズを1週間の試験期間で採用することにしました。
それにしても、楽しい物語でしたね~
ドジで臆病なところもあるけれど、根性では誰にも負けないローズ。
そんな彼女をルイは親切心から、タイピストの腕を磨いて自信を持たせようとします。
特訓のために新しいタイプを買ったり、必読書をタイプさせたりと、もうそれは熱心に彼女に付き添います。
そんなことをされたらローズだってルイのことが好きになってしまうのも当然ですよね(^^ゞ
でも、彼には辛い過去があって、なかなか恋に踏み出せません。
しかも、ローズが勝ち進むに連れて、彼にも彼女にも強力なライバルが出現します。
二人の心は周知の事実なのに、誰もがヤキモキしてしまうような展開になってしまいました(^^ゞ
あと、何と言っても、ローズがチャレンジするコンテストのシーンが楽しかったです。
ローズを演じたデボラ・フランソワはかなりの特訓をして、タイプシーンも吹き替え無しで演じたそうです。
その成果もあって、まるでスポーツの試合を見ているような迫力で
スクリーンから目が離せませんでした~♪
全体を彩るポップな色使いもお洒落でした。
観終った時、フランス映画は可愛さも抜群だなあとニコニコした1本です。
監督:レジス・ロワンサル 出演:ロマン・デュリス デボラ・フランソワ ベレニス・ベジョ ショーン・ベンソン
2012年 フランス 原題:POPULAIRE
(20130624)
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公式サイトはこちらへ http://typist.gaga.ne.jp/追伸
この映画はフランス映画祭2013で観ました。公開は8月17日以降の予定です。