元国連スタッフでしたけど、かなり過酷な戦場に慣れている人でした^_^;
ある家族の日常から始まる物語です。
仕事を辞めて家族と平和な暮らしをしているジェリー(ブラッド・ピット)の朝は、朝食作りから始まります。
国連スタッフとして激戦地を回っていたころとは大違いですけど、
家族との日々は心から笑顔になれる掛替えのないものでした。
娘たちや妻カリン(ミレイユ・イーノス)を学校と職場へ送ろうとしていたジェリーは、街中で渋滞にはまります。
しかも、無理やり走ってきたバイクがサイドミラーを壊していく混乱ぶりです。
ジェリーは思わず車の外を出ますけど、警官に車に戻るように注意されます。
すると、暴走した大型トラックがその警官を弾き飛ばしてしまいました(T_T)
街の異常さに気付いたジェリーは、ここから逃げ出さなくてはと家族を乗せて車を走らせます。
でも、何とか対向車を避けながら進もうとしたところ、交差点で事故に巻き込まれてしまいます。
仕方なく車を捨てて走り出した彼は、感染者に噛まれた人が12秒で同じ症状になるのを目撃します。
そして、何とか娘の薬を手に入れると、まだ汚染されていない身近なアパートへと逃げ込みました(-_-)
それにしても、この主人公は災難続きです~
元職場の上司が電話をしてきたので家族と共に助かったと思っていたら、家族を盾に取られて
命の保障の無い任務に就かされてしまいます。
でも、本人も周りも、何を探したらいいのかなんて分からないのです。
わずかなヒントを求めて、世界中を飛び回ることしか出来ません。
しかも、行く先々で当然のごとく感染者たちが襲ってくるのです(T_T)
ジェリーがソマリアとか過酷な現場に慣れているとはいえ、どんどん仲間が減っていきます。
感染者たちは走るのもパワーも凄くて、ただ生きている者を感染させるためだけに行動しているのです。
守られていた街があっという間に感染者であふれていく様子はとてもリアルで怖かったです。
あと、ジェリーの行動が世界を救うという展開が自然に感じられました。
時々、何故この主人公は一人で行動して世界を救っているのだろうと感じる映画もありますけど、
今回のジェリーはヒーローになりたくてなった訳ではなく、誰もが彼を置いていった結果
独りになってしまったという感じでした^_^;
なので、家族のもとに帰りたいと頑張るジェリーを素直に応援してしまいました(^^ゞ
観終った時、こういう主人公だからブラピだったのだなあと思うのと同時に、
こんな世界には絶対になって欲しくありません~と願ってしまった1本です。
監督:マーク・フォースター 出演:ブラッド・ピット ミレイユ・イーノス ジェームズ・バッジ・デール ダニエラ・ケルテス デヴィッド・モース ルディ・ボーケン
2013年 アメリカ 原題:WORLD WAR Z
(20130728)
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公式サイトはこちらへ http://www.worldwarz.jp/追伸
この映画はジャパン・プレミアで観ました。公開は8月10日以降の予定です。