このエマ・ワトソンの美しさになら誰でも見惚れてしまうでしょ!と思ってしまいました(^^ゞ
チャーリー(ローガン・ラーマン)がハイスクールの第1日目を迎えたところから始まる物語です。
チャーリーにとってハイスクールは恐怖の場所でした。
ハイスクールの1年生はカーストの最下位で、弱者には苦難の毎日が待っているのです。
しかも、彼はここ1年ほど精神的な病で入院をしていたので、友達が誰もいませんでした。
初日からチャーリーは孤独感を味わいます。誰も一緒に昼食を食べてくれないのです。
周りを観察するしかない彼は、授業中も周囲の目を気にするばかりです。
答えが分かっていても、手を上げる事もできませんでした。
彼のとっている技術の授業で1年生の中に上級生のパトリック(エズラ・ミラー)が混ざっていました。
パトリックは先生が来るまでの間、先生のマネをして遊んでいます。
当然、その様子を見た先生は怒りますけど、チャーリーはそのパトリックの行動が
1年生たちの緊張をほぐすためだと理解できました。
そして、後日、状況を変えたいとアメフトの試合を観に行った時、
大声で応援するパトリックに勇気を出して声をかけてみました。
それにしても、チャーリーは心優しくて賢くて痛々しい少年でした。
過去に深い傷を負い、その傷が何重にもなって彼の心に覆い被さっています。
彼自身にはどうしようもないのに、どうしてもその本当の痛みを表に出すことが出来ません。
苦しみは幻覚となって現れるだけです。
そんな日々の中で、彼は笑顔で周りを明るくするパワーを持つパトリックと
彼の義妹で輝くように美しい少女サム(エマ・ワトソン)に出会います。
二人はチャーリーの孤独を悟り、彼を迎え入れます。もう孤独では無くなったのです。
それだけで、彼の心は解放されていきます。
その喜びがスクリーンから真っ直ぐに伝わって来ました。
そして、チャーリーの不器用さが起こす不協和音も、やがて時間と変わらない友情が癒していきました。
チャーリーが彼を苦しめていた辛い記憶から解放されたような笑顔を見せてくれたのか嬉しかったです。
観終った時、このラストシーンはしばらく心に残りそうだなあと感じた1本です。
監督:スティーブン・チョボスキー 出演:ローガン・ラーマン エマ・ワトソン エズラ・ミラー メイ・ホイットマン ジョニー・シモンズ ケイト・ウォルシュ ディラン・マクダーモット ジョーン・キューザック ポール・ラッド
2012年 アメリカ 原題:THE PERKS OF BEING A WALLFLOWER
(20131201)
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公式サイトはこちらへ http://wallflower.gaga.ne.jp/