こんな美人に笑顔を向けられたら、男性陣はよろめくよなあと思いながら観ていました(^^ゞ
ある飲み仲間の男女の物語です。
ビール工場で事務所に勤めるケイト(オリヴィア・ワイルド)は明るくて工場のアイドル的な存在の女性です。
ビール好きでアルコールに強く、飲みに行くのが大好きな彼女は、工場で働く男性たちとは飲み友達でした。
彼女にはクリス(ロン・リビングストン)という恋人がいます。
自分の好きな本をケイトにプレゼントするようなインテリなクリスは、性格も趣味も彼女とは違いましたけど、
ケイトは彼の落ち着いた雰囲気が好きで、彼女にとってはとても居心地の良い存在です。
でも、クリスにとっては独立心が強くて落ち着きの無いケイトは、美人で憎めないけど
馴染めなさも感じてしまう女性でした。
ある日、ケイトは職場仲間の中でも特に気の合うルーク(ジェイク・ジョンソン)を誘って
クリスの持つ別荘へ遊びに行くことになりました。
ルークの恋人ジル(アナ・ケンドリック)も一緒です。
でも、飲むのが好きなケイトとルークは夜更かしして飲み明かし、あまり飲まないクリスとジルは
健康的に朝から運動するなど、行動がちぐはぐです。
そして、ケイトとルークが寝過ごして、クリスとジルが二人でハイキングに出かけた時、
クリスとジルはなんとなく雰囲気に流されてキスをしてしまいました。
それにしても、きっとビール好きにはたまらない作品でしょうね。
工場では、まるで炭酸飲料水のフリードリンクのように、レバーをおすと好きなビールが出てくるのです。
ちょっと喉が渇いたらビールが飲めてしまう状況に憧れる人は多いだろうなと思ってしまいました(^^ゞ
また、ケイトのサバサバしたキャラクターは楽しかったです。
男の子のように元気で気まぐれ猫のようなケイト。
彼女にとっては、ビール飲み友達には男性も女性もありません。
そういう意味では彼女はとても自由な女性でした。
でも、それが本当に理解できる人は少ないのかもしれません。
クリスは、自分とケイトは合わないと感じてしまいます。
また、クリスとキスをしてしまった真面目なジルは、その事実に悩んでしまいます。
そして、二組のカップルがそれぞれに揺れ始めた時、
ケイトに対するルークの心の距離も微妙に変わり始めました。
全体的には男女の微妙な心の揺れの物語ですけど、男女の恋というよりは友情の物語でした。
キャストもぴったりで、みんな本当にビール好きなのだろうなという和気藹々の雰囲気が楽しかったです。
観終った時、こういう友達もありですよねと感じた1本です。
監督:ジョー・スワンバーグ 出演:オリヴィア・ワイルド ジェイク・ジョンソン アナ・ケンドリック ロン・リビングストン
2013年 アメリカ 原題:Drinking Buddies
(20131019)
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東京国際映画祭のサイトはこちらへ http://tiff.yahoo.co.jp/2013/jp/lineup/works.php?id=C0013追伸
この映画は東京国際映画祭で観ました。公開予定は未定です。