トリック劇場版 ラストステージ

テレビドラマから始まって14年間の集大成となる「トリック」シリーズの劇場版です。
いつも観ていたシリーズなので、寂しいなあと思いつつも公開を楽しみにしていました。
仲間由紀恵＆阿部寛の楽しいコンビが繰り広げる物語は、切なさと希望を残しながら終わっていきました。

まだまだ続きが観たい～と思ってしまいました(T_T)

奇術師フーディーニの逸話から始まる物語です。
いつも観客が一人だけだった天才美人マジシャン・山田奈緒子（仲間由紀恵）のもとに、
なんと50万円のギャラが入る出演の依頼が入ります。
相変わらず家賃が払えなくて人目を偲んでいるところだったので、喜んで依頼を受けます。

当日、イルカショーと共に行なわれるステージは、縛られて箱に入れられた上に、
爆弾を仕掛けられるという危険なものでした。
しかも、企画側では脱出方法は考えていないと言うのです。
スタッフたちは驚いて慌てる山田を縛ると、無理やりステージの箱に押し込んでしまいました(>_<)

同じ頃、上田教授（阿部寛）に、ケチな村上商事から多額の研究費を出そうと言う話が舞い込んできました。
出資の条件は、会社が開発を計画している海外の秘境での開発に協力をするというものです。
実は開発したい土地は購入したのですけど、そこには土着の民族が暮らしていて、開発が進まないのです。
そして、その民族に強い影響を与える呪術師が立ち退きを妨害していました。

それにしても、オープニングからエンディングまで正に“トリック”でした～
あの音楽を聞くだけで、うわーっと思ってしまいます。
山田の貧乏ネタ＆上田の自慢ネタから始まり、妙な依頼が入って、二人して謎へのチャレンジ！
二人がどこへ行こうとも、そこには矢部たち刑事コンビも来ていて謎は深まるばかり。
そして、連続殺人事件と衝撃の結末が待ち構えています。
そんな期待通りの展開が、お馴染みの小ネタと共に繰り広げられていきました。

このシリーズで好きなのは、やっぱり主人公二人のキャラクターです。
特に山田の可笑しさと可愛さには思わずニコニコしてしまいます。
これで彼女に会えなくなるのはとても寂しいなあと思ってしまいました。
そして、それはきっと上田も同じ気持ちだろうなと思いながらラストシーンを見つめていました。

このシリーズは最後まで楽しかったです。
でも、このまま終わってしまうのは寂しいので、またいつか復活させて欲しいなとちょっと思った１本です。



監督：堤幸彦　出演：仲間由紀恵　阿部寛　野際陽子　生瀬勝久　池田鉄洋　東山紀之　北村一輝　水原希子　中村育二
2013年　日本
（20140113）

→公式サイトはこちらへ　http://www.yamada-ueda.com/movie/

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