どのキャラクターもかなり強烈でした~
詐欺師をしていたアーヴィン(クリスチャン・ベイル)と美女シドニー(エイミー・アダムス)が
運命的に出会ったところから始まる物語です。
表の顔はクリーニング店のオーナーでありながら、裏では盗品や贋作の美術品を扱っていたアーヴィンは
今では裏の仕事でも確実に利益を伸ばすようになっていました。
ある日、友人のパーティで、彼は周りの人々とは違った雰囲気を持つ美女シドニーに一目惚れします。
シドニーの方も、お腹が出ていて見た目は決して良くないアーヴィンの持つ、
他の人には無い余裕のある雰囲気に惹かれます。
そして、二人はお互いに気持ちの通じ合えるパートナーと出会ったことに気付きます。
やがて、アーヴィンは彼女には本当の自分を知って欲しいと願うまでに愛するようになります。
彼女を裏家業の部屋へ招くと、これまで秘密にしていた詐欺のことを伝えます。
それは、裏家業を発展させる最高のコンビの誕生でした。
でも、その楽しい日々は、FBI捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)の出現で狂い始めました。
それにしても、何だか騙される方が可哀想になってくる物語でした。
裏家業を広げたアーヴィンとシドニーはFBIに目を付けられて逮捕されてしまいます。
減刑の条件は他の犯罪者を差し出すこと。
早速、囮となる嘘情報を流すと、次第に大きな獲物へと転がり始めます。
でも、そこに市制を良くしようとしている市長カーマイン(ジェレミー・レナー)がかかってしまいます。
不正とされる融資は、私欲のためではなく市民の新しい雇用の場となるカジノ作りに使用されていました。
手柄を求めるFBI捜査官のリッチーは、政治家はタブーという上司に聞く耳を持たず、
アーヴィンとシドニーを使ったおとり捜査をどんどん進めて行きます。
でも、アーヴィンは純粋に市民のためを思いながら行動するカーマインを騙していることに
次第に耐えられなくなってきます。
一番欲に目が眩んでいるのはリッチーだったのです。
そして、アーヴィンが最後の大勝負に出た時、運命が大きく動いていきました。
それだけに、ラストの展開にはちょっとほっとしました^_^;
観終った時、これが本当にあった出来事なのかと改めて驚いた1本です。
監督:デヴィッド・O・ラッセル 出演:クリスチャン・ベイル ブラッドリー・クーパー エイミー・アダムス ジェレミー・レナー ジェニファー・ローレンス ルイス・C・K マイケル・ペーニャ ロバート・デ・ニーロ
2013年 アメリカ 原題:AMERICAN HUSTLE
(20140131)
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公式サイトはこちらへ http://american-hustle.jp/