後半は本当に“血の海”状態になりました~
映画作りを心から楽しんでいる高校生3人組の青春から始まる物語です。
今から約10年前のこと。高校生の平田は仲間の谷川や御木と共に、映画作りに没頭していました。
ある日、撮影をしていると、不良たちの喧嘩が目に入ります。
その迫力に惹かれるように近付いた彼らは、そのまま不良たちを指揮って撮影を始めてしまいました^_^;
ちょうど同じ頃、運命的な一目惚れの恋に落ちた学生がいました。
相手はテレビCMで大人気を博していた子役の女の子です。
奥手の彼はテレビの中で可愛く歌って踊る女の子をうっとりと見つめていました。
でも、彼女の運命は、ヤクザの父(國村隼)を襲うために自宅へやって来た敵対ヤクザを
母(友近)が独りで撃退して4人を血祭りに上げたことから、大きく変わってしまいました(-_-)
それにしても、変で可笑しな物語でした~
映画作りに青春をかけている学生たちの可愛い話から始まったのに、ヤクザの抗争の話になり、
血だらけのヤクザを嬉々として撮影するなんて変な子達だなあと思っていたら、
何と彼らはそのまま大人になってしまいました^_^;
大人になった平田(長谷川博己)は、今でも当時の仲間たちと映画への夢を語っています。
そんな彼らは偶然からヤクザの娘ミツコ(二階堂ふみ)の映画を撮ることになってしまいます。
でも、脚本も計画もない状態のまま始められた撮影は、ヤクザの本気の抗争へと流れて行って
どんどんスプラッタの嵐へ…。
もう、その血の量があまりにも凄いので、思いっきり目を逸らすか笑うしかないという感じでした^_^;
そして、平田の妄想と共に映し出された展開に、映画への究極の愛を観た気がしました。
観終った時、キャラクターの誰もが変だったなあと笑ってしまったのと同時に、
女性陣の友近さん&二階堂ふみちゃんのカッコ良さが印象に残ったなと思いました。
映画への愛と狂気がひとつの夢になったら、こんなことになるのかなあと感じた1本です(^^ゞ
監督:園子温 出演:國村隼 堤真一 長谷川博己 星野源 二階堂ふみ 原菜乃華 友近 春木美香 石井勇気 坂口拓 渡辺哲 尾上寛之 江波杏子 ミッキー・カーチス
2013年 日本
(20140227)
→
公式サイトはこちらへ http://play-in-hell.com/