今回もルシウスは悩むたびにタイムスリップで水に流されていきました^_^;
平和路線へと転向したローマでは、コロシアムでの剣闘士たちの闘いが市民の娯楽になっていました。
王ハドリアヌス(市村正親)から、剣闘士の傷を癒すための浴場建設を指示されたルシウス(阿部寛)は
悩んだ挙句にタイムスリップしてしまいます。
そこには相撲力士たちが集まっていました。
初めての相撲観戦に、ルシウスはカルチャーショックを受けます。
血を流すことなく勝敗を決定する上に、観客たちが投げるのは柔らかい座布団で力士たちは無事なのです。
足ツボやマッサージチェアが身体に効くことや、普通のお湯でもバスクリンを入れれば
効用のある湯に早変わりすることを知った彼は、早速、ローマに帰って活用します。
効果は大きくて剣闘士たちの怪我も治りが早く、大好評になりました。
次に親友のアントニヌス(宍戸開)から、騒がしい子供たちに困っている大人たちがくつろげるように、
子供たち用の浴場が作れないかという相談を受けます。
悩んだルシウスがまたもやタイムスリップすると、そこはウォータースライダーのある浴場でした。
そして、そこには雑誌記者のアルバイトをしている山越真実(上戸彩)も偶然に訪れていました。
それにしても、やっぱり可笑しい物語ですね~
水への流され方は相変わらず変ですし、タイムスリップ時に歌っているオペラ歌手も
なんだか色々と事情が進展していますし、
何と言っても気持ち良いトイレといろいろなお風呂やグッズへの反応が面白いです。
まあ、前作でも同じようなシーンはあったのですけど、何度観ても笑ってしまいます。
また、今回はお相撲さんネタもちょっと面白かったです(^^ゞ
そして、前作はどちらかと言うとルシウスと真実の成長物語の部分もあったと思いますけど、
今作ではルシウスと真実の心が近付いて通じ合うような雰囲気にドキドキしました。
何と言っても真実はいい子で献身的なのですよね。
でも、時を越えた恋が実る訳でもなく、お互いの世界に戻っていく展開が切なかったです。
そして、真美の成長の結果も見られて良かったです(^^)
全体的には、やっぱりお風呂っていいなあと思えるところが、幸せ気分になっていいなあと思いました。
観終った時、ニホンザルって何でこんなに気持ち良さそうに温泉に入るのかなと笑ってしまった1本です。
監督:武内英樹 出演:阿部寛 上戸彩 北村一輝 宍戸開 竹内力 キムラ緑子 笹野高史 市村正親
2014年 日本
(20140426)
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公式サイトはこちらへ http://thermae-romae.jp/追伸
今回観た回は、上映前に舞台挨拶がありました。
圧倒的なスケールのオープンセットや現場の裏話に加えて、
前作よりもパワーアップさせた阿部さんの身体作りや、病身の役に臨んで減量した北村さんの苦労など
俳優陣の頑張りもお話してくれました。
また、当日の夜にテレビ放映される前作と一緒に流れる阿部さん&上戸さんのMCの収録もあって
ちょっと楽しかったです♪