仕事の苦労は分かるなあと思ってしまいました、
主人公が友達に結婚式の2次会の相談をされているところから始まる物語です。
弱小出版社で編集をしている小山田みのり(榮倉奈々)は、結婚を控える愛子(中村ゆり)から
ハワイで結婚式をするので、2次会の幹事をお願いしたいと相談を受けていました。
みのりはハワイのガイドブックを手がけたことがありました。
でも、実はみのりは実際にハワイへ行ったことはありませんでした。
行かないまま本を編集を担当していたのです。
新しいハワイのガイドブックの企画書を作成したみのりは、今まで何冊もハワイ関連書を出版しているのに
一度もハワイへ行ったことが無いのはおかしい!と主張し、
さらに裏情報で社長に脅しをかけつつハワイ出張をもぎ取りました^_^;
そして、意気揚々とハワイへ出かけていきました♪
それにしても、何かありそうでありえないような物語で可笑しかったです~
ハワイでパーティに出席したみのりは、ハワイ在住の茜(高梨臨)と意気投合します。
彼女をスタッフとして、地元人しか知らないような人気店を取材していったみのりでしたけど、
彼女には取材や2次会の幹事だけでなく、もっと別の目的がありました。
それは、日常から彼女を解放することでした。
実は今の彼女には、会社の自分への評価の低さや付き合っていた相手が既婚者だったこと後で知るなど
公私共に心の限界が来ていました。
その疲れた心をハワイでぱーっと癒したいと思っていたのです。
パーティで飲みまくっていた彼女は、起業を目指している鎌田勉(瀬戸康史)と
何をしている人か謎な阿部知哉(加瀬亮)と出会います。
その二人と深く関わっていった彼女は、やがて自分のやりたいことを見つけ出して行きました。
何と言っても、みのりを演じる榮倉奈々さんが自然体で上手かったです。
みのり自身にもちょっと問題はあるかもしれないですけど、
こんなふうに自分の心に素直になって行けたらいいなあと感じさせてくれました。
ただ、その後の結末は何となくそうですか!?とかも思いましたけど…
まあ、それはそれで良いのかなとも思ってしまいました(^^ゞ
エンドロールのハワイの映像がとてもきれいでした。
観終った時、どちらかというと、結婚を夢見る女性向きの作品かなあと思った1本です。
監督:前田弘二 出演:榮倉奈々 高梨臨 瀬戸康史 加瀬亮 宇野祥平 池松壮亮 中村ゆり 安田顕
2014年 日本
(20140619)
→
公式サイトはこちらへ http://www.watashinohawaii.com/index.html