宇宙兄弟＃0

小山宙哉の人気コミックを原作者本人の脚本で映画化したアニメです。
2012年の小栗旬＆岡田将生主演『宇宙兄弟』が大好きだったので、この「0」も楽しみにしていました。
子供の頃のエピソードから、彼らの心の中にある芯みたいなものを教えてくれるような物語でした。

“勇気のポーズ”が最高でした～♪

自動車会社に勤める南波六太（平田広明）は新時代に向けて未来の自動車の企画書を出しました。
今回は自信作で、時間をかけて作り上げた企画書にも力を入れていました。
でも間も無く、彼は激しく落ち込むことになります。
一生懸命に考えた案を夢物語だと言われ、上司に終わりまで企画書を読んでも貰えなかったのです。

そんな彼が街を歩くと、どこにでも弟の日々人（KENN）がにこやかな笑顔で映っている広告が出てます。
若くしてNASAの宇宙飛行士候補生となった日々人は日本中の人気者でした。
弟の笑顔を横目で見ながら、六太は「まだ宇宙へは行って無いのに…」とつぶやきます。
でも、兄と弟の人生の差は歴然としていることを認めざるを得ませんでした(-_-;)

しかも、上司に見限られた六太は、畑の真ん中にあるような小さな町へと飛ばされてしまいます。
1年に10台も売れれば…という小さな支店には、やる気の無い店長とやる気の無い3人の社員がいました。
さらに、必死に何かをしなければと焦る六太の前に来た最初の仕事は、他社のトラクターの修理でした^_^;

それにしても、六太は頭突きの前にこんな物語があったのですね～
のんびりした人々の中で、六太はどんどん空回りして行きます^_^;
でも、その勢いは新しいお客を取り込み、社員たちにもやる気を出させ、彼自身の運命も変えて行きます。
そのパワーはさすがでした(^^ゞ

一方の日々人にも大きな試練が待っています。
宇宙の厳しさを叩き込んだその出来事で、彼は勇気を失いそうになります。
でも、そこは仲間たちと兄の力で立ち直っていくところが、この兄弟らしいですね。
また、哀しい出来事でしたけど、犬の名前はここから来ていたのかと、ちょっとニッコリしてしまいました(^^ゞ

二人の活躍をもっと観たかったです～
観終った時、この勇気のポーズが出来たら、きっと心は強くなれるだろうなと納得だった1本です(^^)



監督：渡辺歩　声の出演：平田広明　KENN　沢城みゆき　三瓶由布子　チョー　田中真弓　有本欽隆　大塚明夫
2014年　日本
（20140814）

→公式サイトはこちらへ　http://wwws.warnerbros.co.jp/uchukyodai-movie/