これは遣る瀬無いなあ…と哀しくなってしまいました(T_T)
最近のポール(ニコラス・ケイジ)の心配事は高校生の娘ケイトリン(オーブリー・ピープルズ)です。
昔なじみの友人たちと飲んでいても、つい娘の話題になってしまいます。
自分たちの17歳の頃を引き合いに安心させようとした友人たちも、
そんなポールの様子には笑ってしまうほどでした。
でも、そんなポールの心配が的中してしまいます。
同級生たちと自宅に居たケイトリンが何者かに銃殺されたのです。
連絡を受けたポールが自宅に戻ると、家の中は荒らされていていました。
そして、助かった友人たちは、銃を持った男たちが襲ってきたと証言しました。
その話と娘を殺された状況を知ったポールには、原因に心当たりがありました。
実はポールは若い頃にはギャングにいて、人を殺したこともあったのです。
もしかしたら、その復讐のためにケイトリンの命を奪ったのではないかと考えました。
そして、娘の復讐のために、忘れ去ったはずの過去の世界へと足を踏み入れてしまいました(T_T)
それにしても、哀しい物語でした。
娘が殺された原因を探り始めた彼は、彼の過去を知っている親しい友人たちと一緒に
過去に敵対した組織に近付いていきます。
暴力には暴力を返すとばかりに、ポールは次々と組織の人間たちを傷付けていきます。
その姿は狂気をはらんでいるようで、ちょっと怖かったです。
でも、どこへ行っても、誰を倒しても、娘を殺めた犯人への手がかりは見つかりません。
しかも、どんどん怪しい人たちを倒していくポールの行動は、街に騒動を起こしていきます。
それは、足を洗ったはずの彼の過去をも明らかにしてしまいました(T_T)
過去の殺人と現在の殺人は、どちらも酷いなあと思ってしまう出来事でした。
観終った時、復讐の連鎖は悲劇しか生まないなあと思うのと同時に、
普通の生活を送る時には、やっぱり武器って必要ではないなあと感じた1本です。
監督:パコ・カベサス 出演:ニコラス・ケイジ レイチェル・ニコルズ ダニー・グローバー ピーター・ストーメア マイケル・マグレディ マックス・ライアン
2014年 アメリカ 原題:TOKAREV/RAGE
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公式サイトはこちらへ http://tokarev-movie.com/