タイで有名な昔話“プラカノーンのメー・ナーク”を現代にアレンジしたコミカルなホラー・ラブストーリーです。
タイでは歴代No.1のヒット作になったと聞いて、どんな物語なのだろうと気になっていました。
愛する人に必死に会おうとする切なさと素朴な笑いが合わさったちょっと面白い物語でした。
ちょっとおバカだけど純粋な主人公と仲間たちの友情が楽しかったです~
劣勢の戦場では兵士たちが暗い予感に怯えていました。
決死の覚悟で立ち上がった彼らは銃弾の前に次々と倒れていきます。
でも、愛しい妻と子のもとに生きて帰るんだと強い気持ちを持ったマーク(マリオ・マウラー)と仲間たちは
何とか生きて故郷へ帰ってくることが出来ました。
マークを送るついでに彼の家に立ち寄った仲間たちは、妻ナーク(ダビカ・ホーン)の美しさに見惚れます。
そして、夜になって乗る船も無くなったため、一晩の宿泊をマークに頼みました。
すると、マークから川向かいにある空き家を紹介され、彼らはしばらくそこへ滞在することになりました。
でも翌日、マークと仲間たちが村へ食べ物を買いに出かけると、村人たちの様子が変なことに気付きます。
マークの顔を見ると恐れをなして何も売ってくれないのです。
しかも、マークの叔母でさえも同じ態度です。
ただ、酒に酔っていた伯母さんは彼に、ナークは死んでいると教えてくれました。
それにしても、マークをはじめとする仲間たちはみんな可笑しいですね~
最初は美しいナークが死んでいるなんて信じられません。実際、触れたりするのです。
でも、さすがに彼らにも、何となく変だと感じることが増えて来ます。
そして、噂を信じていなかった彼らも、次第にナークが本当の悪霊だと考え始めます。
その過程が何ともおバカで可笑しかったです(^^ゞ
ラストの展開には、それで良いのですか!?とも思ったのですけど、誰にも迷惑をかけること無く
みんなが幸せになれるならいいのかもと思ってしまいました。
観終った時、途中は怖そうな物語だと感じていたのに、結局かなり笑ったなあと振り返った1本です。
監督:バンジョン・ピサヤタナクーン 出演:マリオ・マウラー ダビカ・ホーン
2013年 タイ 原題:PEE MAK
(20141102)
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