ドラフト・デイ

NFLのドラフト会議に臨む緊張感ある一日を一人のGMの姿を中心に描いたドラマです。
アメフトって私には馴染みの無い世界なのですけど、先に観た友達に好評だったのでチャレンジしてみました。
ドラフト会議が始まる前だけでなく、始まってからもどんどん動いていく展開に、最後まで目が離せない作品でした～

“指名権のトレード”って、奥が深いなあ思ってしまいました(^^ゞ

2シーズン続けて成績不振のクリーブランド・ブラウンズを率いるサニー（ケヴィン・コスナー）は
自身もGMとして正念場を迎えています。
オーナーはこのドラフト・デイの結果次第ではクビもありえると言って来ました。
サニーはオーナーの意向に沿うべく、今回の新人の中でも人気を誇るスター選手を獲ろうと画策します。
足元を見たライバルチームの出す条件はとても厳しいものでしたけど、指名権のトレードを使って
希望通りに誰もが認める大型新人のキャラハン選手（ジョシュ・ペンス）を獲得できる運びとなりました。

その知らせを知ったオーナーは喜んでドラフト会議の会場へ乗り込みます。
でも、サニーはその決定が本当に良いのか、まだ決めかねていました。
また、今年からブラウンズへやって来たペン監督（デニス・リアリー）は大切なドラフトに関して相談の無い
独裁的なサニーのやり方に不満をぶつけます。
チーム全体が不安に揺れる中、ドラフト会議の開始時間は刻々と近付いていました。

それにしても、最後まで緊張感のある作品でした～
大型新人のキャラハン選手への小さな疑問と不安。
それは技術や能力ではなく、選手の性格への不安であり信頼の問題でした。
また、1週間前に亡くなった父への葛藤や新監督との諍い、そしてプライベートでの大きな出来事など
様々な問題が何故かドラフト・デイを目掛けて集まっています(T_T)

心が落ち着かずじっくり考えることも出来ず、心が定まらないまま大きな犠牲を払った結果を受け入れるか
悩んだサニーの最後の決断には、そう来ましたか！と思いました。
そして、若い新人たちの未来がこんなふうに決まるのかと思うと、彼らの想いも感じながら
その後の展開をドキドキしながら見守っていました。

観終った時、爽快感が気持ちいいなあと感じながら劇場を後にした1本です。



監督：　出演：ケヴィン・コスナー　ジェニファー・ガーナー　デニス・リアリー　フランク・ランジェラ　エレン・バースティン
2014年　アメリカ　原題：DRAFT DAY
（20150214）

→公式サイトはこちらへ　http://draft-movie.com/