とは言っても、今回の主人公はかなりダメダメなお父さんでした^_^;
16時間後の命が果てそうな主人公の姿から始まる物語です。
ジミー・コンロン(リーアム・ニーソン)はクリスマスの夜なのにバーで酒浸りになっていました。
彼は悪夢と不眠に悩まされていたのです。
街を牛耳るショーン・マグワイア(エド・ハリス)と40年来の付き合いをしてきたジミーは
殺し屋として行ってきた過去の罪への想いは募るばかりでした。
一方、ジミーと絶縁状態の息子マイク(ジョエル・キナマン)は、リムジンの運転手として真面目に働きながら
美しい妻&可愛い娘たちと共に温かな家庭を作っていました。
彼は幼い頃から父と疎遠だった自分と同じような、父親の居ない家庭に育つ子供たちのための
ボクシング教室プログラムにも参加しています。
そこでは指導教官として教え子たちに誠意を持って対応し、ボクシングや大切な気持ちのことを教えていました。
暮らしが豊かでは無いマイクは、クリスマスの夜も働きに出ていました。
でも、彼が乗せた客が金のトラブルからショーンの息子ダニー(ボイド・ホルブルック)に殺されてしまいます。
しかも、ダニーは事件を目撃したマイクにも銃を向けて追いかけ始めました。
一度は逃げ切りますけど、家へ忍び込んだダニーは再びマイクを殺そうとします。
そして、引き金を引こうとした時、ダニーはジミーの銃弾に倒れました。
それにしても、今回の主人公ジミーはかなり最悪な人生を送ってきていました。
でも、最初にほぼ結果を見せてくれるので、ストーリーはだいたい予想は付きます。
なので、少しは気楽に観られる?と思っていたら、めちゃくちゃ痛そうなシーンばかり…
逃げても逃げても追いかけてくる展開に、うわー痛そう!と思わず何度も目を瞑ってしまいました。
そして、愛のために戦った男の行く末はやっぱり切なかったです(T_T)
そんな凄い16時間を過ごしたジミーも、せめて最後にはいい父親になれて良かったと思いました。
観終った時、ジミーも頑張ったけど、こんな父の元に生まれてとても良い人に育った息子も
かなり偉いなあとちょっと思った1本です。
監督:ジャウム・コレット=セラ 出演:リーアム・ニーソン ジョエル・キナマン ビンセント・ドノフリオ ニック・ノルティ ブルース・マッギル ブルース・マッギル ボイド・ホルブルック エド・ハリス
2015年 アメリカ 原題:RUN ALL NIGHT
(20150519)
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公式サイトはこちらへ http://wwws.warnerbros.co.jp/runallnight/