大ブームになっている“進撃の巨人”を樋口真嗣監督が実写化したアクション大作です。
予告編を観て怖そうだなあ…と思いつつも、どんな作品になるのだろうと気になってチャレンジしてみました。
予想以上に巨人がリアルで恐ろしくて、“世界は残酷”という言葉を体現できるような作品でした。
私にとってはアクションというよりはホラーでした(-_-)
平和な日常から始まる物語です。
昔、突然に巨人が現れて人間の大半は喰われました。
生き残った人々は巨人が超えられないほどの巨大な壁を造り、その中で暮らし始めます。
でも、100年が過ぎ、その平和に慣れてしまった人々は、巨人の脅威を忘れつつありました。
少年エレン(三浦春馬)もその一人です。
幼くして両親を亡くしたエレンは、幼馴染のアルミン(本郷奏多)の一家に見守られながら成長しました。
でも、壁の中の生活に飽きていたエレンは外への憧れを抑えることが出来ません。
仲の良いアルミンやミカサ(水原希子)を誘って、壁へと向かっていきました。
壁のすぐ傍に来たところで、見張りをしていた兵士たちに見つかります。
兵士と諍いになって荒っぽくなったところを止めてくれたのは、顔見知りのソウダ(ピエール瀧)です。
でも、知り合いに会ってほっとしたのも束の間、激しい揺れが彼らを襲います。
そして、咆哮が轟くと、壁の高さを越すほどの考えられないほど大きな巨人が壁の上から彼らを見下ろしていました。
それにしても、巨人が人間を喰らうシーンはリアルですね~
手足や血が飛び人間が悲鳴と共に巨人に呑み込まれていきます。
真面目に暮らしている人々の平和な日常など、あっという間に壊されていくのです。
その恐ろしさに圧倒されました。
ただ、今回は前篇なので、伝わってくるのは巨人の恐ろしさと運命の理不尽さ、
そして、エレンを襲った数奇な運命を伝えるだけでほぼ終わります。
後篇でどんな展開になるのだろうと思いながら観終わりました。
観終った時、あまりにも残虐なこの巨人の映像は頭の中に残して置きたくないなと思ってしまった1本です。
監督:樋口真嗣 出演:三浦春馬 水原希子 本郷奏多 長谷川博己 三浦貴大 石原さとみ 桜庭ななみ 松尾諭 ピエール瀧 國村隼
2015年 日本
(20150801)
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