さすがは体重を増やしただけはある大迫力でした!
中学の卒業式の日から始まる物語です。
校庭のあちらこちらで、式を終えた卒業生を後輩たちが囲んでいます。
剛田猛男(鈴木亮平)の周りにも、彼に憧れている男子たちがいっぱい集まっていました。
そんな中、記念にボタンが欲しいと言い募る後輩たちを前に、猛男は第二ボタンを死守しました。
最後のこの機会に、好きだった同級生へ第二ボタンを渡したいと思っていたのです。
でも、彼女は猛男の幼馴染で大親友の砂川誠(坂口健太郎)へ告白をしに行き、きっぱりと断られていました。
その様子を見ていた猛男はガッカリしながらも納得して、彼女のために行動しようとします。
砂川と猛男はマンションの家が隣同士で高校も一緒。小学校からずっと同級生の大親友でした。
ただし、正義感溢れる強面の猛男に対して、顔も頭もいい砂川は女子にめっぽうモテる男子です。
猛男の好きな子は誰もが砂川へ想いを寄せているという現実を何度も経験して来ました。
そして、高校へ通い始めて間も無く二人で並んで下校している途中に
ガラの悪い男に言い寄られて困っている女子高生・大和凛子(永野芽郁)を見かけました。
すぐに猛男は大和を助けるために行動を起こします。
猛男の迫力に恐れをなした男はすぐに逃げ出し、恐さに固まった女子高生を見て猛男自身もすぐに去りました。
いつものパターンのように、自分の迫力を恐れたのかと思ったのです。
でも、その女子高生はお礼を言うために猛男を追いかけて来ました。
それにしても、本当にピュアなラブコメですね~
鈴木亮平さんも永野芽郁さんも坂口健太郎さんもいいです。
男女交際未経験の猛男くん。初めての恋をした大和ちゃん。クールに二人の仲を見守っている砂川くん。
みんな素敵でした。
そして、何と言ってもこの真っ直ぐさがいいですね~ 本当に癒されました。
ここのところ映画祭の重い作品ばかり観てきたせいか、この平和で純粋な世界がとても心地良かったです。
ある意味、こんなに可愛い作品が創られるのも邦画だからかもと考えていました。
観終った時、予告編の映像のあるシーンがエンドロール後に出てくるなんてずるいと思いつつも
最後まで笑ってしまった1本です。
監督:河合勇人 出演:鈴木亮平 永野芽郁 坂口健太郎 寺脇康文 鈴木砂羽
2015年 日本
(20151107)
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