今日は女の子にとって一生を決めるほどの大切な希望校の受験日です。
日頃から女の子の将来を心配しているお母さんは教育熱心で、女の子も期待に応えようと頑張りました。
お母さんと一緒に完璧な準備をした女の子は面接試験へと挑みましたが、失敗しました。
肝心な質問が予測と違っていて、全くトンチンカンな解答をしてしまったのです。
母娘は激しく落ち込みました。
学校を出ると、気を取り直したお母さんはプランBを実行し始めました。希望校の学区内への引越です。
手頃な物件を見つけたお母さんはすぐに購入の手配をすると、たちまち二人は新しい家へ越して来ました。
ただし、お母さんには落ち着いて荷物を解く暇はありません。
シングルマザーのお母さんの勤め先はいつでも問題が続発していて、彼女がいないと困ってしまうのです。
お母さんが愚痴を言いながら女の子に後を任せると、女の子も笑顔で了解してお母さんを見送りました。
女の子が二階の部屋で静かに勉強をしていると、突然に一階で大きな音がして壁が壊れました。
お隣に住む飛行士のおじいさんが飛ばそうとした飛行機のプロペラが衝突してきたのです。
呆れ顔の警官に注意を受けたおじいさんは女の子に小銭の入ったビンを渡すとその場を治めました。
その後、女の子が再び勉強をしていると、窓からおじいさんが飛ばした紙飛行機が飛んで来ました。
女の子は笑顔で挨拶するおじいさんを睨みつけると、紙をゴミ箱へ入れてしまいます。
でも、後で気になった女の子は改めて紙飛行機の文字を読み始めました。
そこにはおじいさんが若い頃に出会った星の王子様の物語が書かれていました。
それにしても、本当に美しいアニメーションですね~
出だしの現実はCGで、星の王子様の物語はストップモーションになっています。
そのどちらもが丁寧で美しい映像になっているのです。
特に物語の中の映像にはうっとりしながらスクリーンを見つめてしまいました。
物語も深く心に響く原作そのものを伝えてくれます。
優しいけれどそれだけではない、とても考えさせられる大切な言葉がいくつも出てきます。
こんなに広く愛されている原作を映像にするのは大変だったと思いますけど、
本当に素晴らしい作品になったなあと思いました。
そして、この作品に子供の頃に出会える今の子供達は幸せだなあと感じました。
もう終わってしまいそうなので慌てて観て来ましたけど、スクリーンで観ることが出来て良かったです。
観終った時、もう一度原作を読んでみたいなあと感じた1本です。
監督:マーク・オズボーン 声の出演:鈴木梨央 瀬戸朝香 伊勢谷友介 滝川クリステル 竹野内豊 池田優斗 ビビる大木 津川雅彦
2015年 アメリカ 原題:THE LITTLE PRINCE
(20151220)
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公式サイトはこちらへ http://wwws.warnerbros.co.jp/littleprince/追伸
横浜高島屋で『リトルプリンス 星の王子さまと私展』をやっていたので見て来ました。
アニメの製作過程が分かってとても面白かったです。
ストップモーション・アニメは紙で手作りされていて、とても優しい映像になっていたのも納得でした。
横浜では24日までだったので、観ることが出来て良かったです。
もう一度、映画を観たくなってしまいました(^^ゞ
(20151223)
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リトルプリンス 星の王子さまと私展の公式サイトはこちらへ https://www.takashimaya.co.jp/store/special/event/little.html