今回のメリル・ストリープはまさしくロックスターを目指す歌手でした~♪
リンダ(メリル・ストリープ)はリッキーという名で毎夜バンドと共にクラブで歌うシンガーです。
一時は結婚して主婦をしていましたけど、ロックスターへの夢を忘れられず離婚して家を出てしまいました。
夫は子供たちを育ててくれる新しい妻を迎え、子供たちは自分たちを捨てたリッキーを嫌っています。
そして、リッキーは50代になっても小さなクラブで歌いながら昼間はスーパーのレジでバイトをするという
経済的には苦しい生活を送っていました。
そんな彼女に元夫ピート(ケヴィン・クライン)から連絡が入りました。
娘のジュリー(メイミー・ガマー)の夫が浮気をした上に離婚になり、激しく落ち込んでいると言うのです。
今、ピートの妻は病床の父親の付き添いへ行っていて家に居らず、彼の手には負えなくなったので
リッキーに来て欲しいという依頼でした。
リッキーはお金を工面すると久しぶりに飛行機へ乗って、元夫の家へ向かいました。
ピートは彼女を緊張しながらも温かく迎え入れてくれました。
でも、ジュリーはリッキーの顔を見るなり怒りをあらわにして、話が出来るような状態ではありませんでした。
それにしても、本当にメリル・ストリープは歌が上手いですね~
歌のシーンが多いので映画全体が彼女のオンステージになってしまっているところはありましたけど、
スターになりたかったというキャラクターにも説得力を感じるようなステージぶりでした。
彼女は夢を追うために母親という立場を捨ててしまいます。
でも、自分たちを置いて夢を選んだ母でも、やっぱり自分たちを愛してくれていることには変わりありません。
親が子供を無条件で愛するように、親が心から幸せそうにしていたら
子供も幸せな気持ちになれるものなのかも…
リッキーの歌を聴いていると、そんなふうに納得してしまいました(^^ゞ
私は洋楽には全く疎い人なのですけど、洋楽を知っている人だったら
もっと楽しめる音楽が揃っている気がしました。
観終った時、やっぱりみんなが幸せな気持ちになれたら、それが一番だねとニッコリした1本です。
監督:ジョナサン・デミ 出演:メリル・ストリープ ケヴィン・クライン メイミー・ガマー オードラ・マクドナルド リック・スプリングフィールド リック・ローサス ジョー・ビテール バーニー・ウォーレル
2015年 アメリカ 原題:RICKI AND THE FLASH
(20160313)
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