微妙に生前の素質が残るゾンビのような“ZQN”は怖くて変なキャラクターでした^_^;
35歳のマンガ家志望の鈴木英雄(大泉洋)は、新人賞に引っかかってデビューしたものの
そのままうだつのあがらないアシスタント生活を続けています。
恋人のてっこ(片瀬那奈)も10年を過ぎても夢を追い続けるだけの彼に嫌気が差して、
とうとう大喧嘩の果てに彼を彼の唯一の趣味の猟銃と共にアパートから追い出してしまいました。
仕方なく猟銃と共に仕事場へ向かって帰宅した英雄は、具合の悪そうだったてっこの様子が変なことに気付きます。
彼女は異形の動きをして、ものすごい形相で彼に襲い掛かってきます。
世界中に広がっていた謎の病気に感染してZQN化していたのです。
噛み付こうとした彼女の攻撃を何とかかわした英雄は、慌てて仕事場へと戻ります。
でも、既に仕事場でも血みどろの状況で、アシスタント仲間たちがみなZQNに変わりつつありました。
慌てて職場から飛び出した彼は、街中でパニックが始まっていることに気付いてしまいました。
それにしても、ZQN怖いです~
ZQN化したらまず人間に噛み付こうとするし、噛み付かれたら感染しちゃうし…の連鎖で一気に拡散していきます。
人間の時よりもスーパーな力を持っていて強いので、襲われるともう大変です。
噛まれた後、じわじわとZQN化していくのも微妙に怖かったです。
ただ、このZQNはちょっと面白い特徴を持っています。生前に持っていた習慣とかが地味に残っているのです。
あのZQNは元サラリーマンとか元買い物好きの主婦とか判ってしまうのが可笑しかったです。
そして、中でも元大学生の高飛び選手のZQNがとてつもない奴でした!
歯の無い赤ちゃんZQNに噛み付かれて半ZQN化した有村架純さんの可愛さと
英雄の力になろうと頑張る長澤まさみさんの存在感も印象的です。
そして何と言っても、ずっとずっとダメ男の英雄がヒロインを守ろうと頑張る姿が良かったです。
ホラーとかスプラッタは本来はダメですけど、この作品は楽しめました(^^)
(↑ 怖いですけど、怖さよりも面白さが勝ったという感じです~)
観終った時、このキャラクターは本当に大泉洋さんにぴったりだなあと思った1本です。
監督:佐藤信介 出演:大泉洋 有村架純 長澤まさみ 吉沢悠 岡田義徳 片瀬那奈 片桐仁 マキタスポーツ 塚地武雅 徳井優 風間トオル
2015年 日本
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公式サイトはこちらへ http://www.iamahero-movie.com/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は4月23日以降の予定です。