青空エール

河原和音著の人気コミックを土屋太鳳＆竹内涼真主演で映画化した青春ドラマです。
原作は未読ですけど、予告編を観て夏にピッタリの映画だなあと楽しみにしていました。
真っ直ぐに人を応援しようとする気持ちに、胸がいっぱいになるような作品でした。

めちゃくちゃストレートで爽やかでした～　そして、泣けました～

希望の高校に入学した小野つばさ（土屋太鳳）は勇気を出して憧れの吹奏楽部へと向かいました。
子供の頃、テレビで観た甲子園での野球の応援に憧れた彼女は、初心者ながら入部したいと思っていたのです。
でも、この高校の吹奏楽部は全国大会常連校で練習が厳しく、
初心者が気軽に入部できるようなところではありませんでした。

そんな中、つばさは同級生の山田大介（竹内涼真）と偶然に会話を交わします。
彼は野球部で、つばさがテレビで観た同じ試合を見て高校野球に憧れ、甲子園を目指していました。
つばさの甲子園で応援したいという夢を知った大介は、彼女を甲子園へ連れて行くと約束します。
そして、お互いの夢へ向かって頑張ろうと誓い合いました。

それにしても、本当に一生懸命ですね。
主人公のつばさちゃんは下手な音が混ざるとレベルが下がると言われても、
大介くんを応援したいと彼との約束を胸に練習を頑張ります。
腱鞘炎のためにコンクールメンバーから外された先輩が部活へ来なくなった時は、必死に先輩へ呼びかけ
先輩に帰ってきて欲しいと訴えます。
その人を応援する、その人を必要と訴えることは、どれほど相手に勇気を与えるものだろうかと
つばさちゃんの姿を通して感じました。

言葉を伝えるのが難しい分、音に心を乗せて演奏したいと願うつばさちゃんの気持ちが
音楽となって広がっていく様子には心を動かされました。
また、彼女の夢を叶えることを目標に困難を乗り越えようと頑張る大介くんもかっこよかったです。
観終った時、とても清々しい気持ちになったなあと感じた1本です。



監督：三木孝浩　出演：土屋太鳳　竹内涼真　葉山奨之　堀井新太　松井愛莉　小島藤子　平祐奈　志田未来　上野樹里
2016年　日本
（20160820）

→公式サイトはこちらへ　http://aozorayell-movie.jp/