人気コミックを実写化した深夜ドラマから生まれた作品です。
かなりダークな世界のサスペンスドラマだったのですけど、何故か録画して観てしまったので(笑)
映画にもチャレンジしてみました。
お祭り騒ぎの明るいシーンでスタートしたのに、やっぱり人が簡単に殺されてしまうような展開に、
何とも遣る瀬無い気持ちになるようなクライムサスペンス&ロードムービーになっていました。
映画でも裏ケーサツの署長・久保塚は思いっきりボロボロにされていました(^_^.)
テレビドラマの最終話でボロボロにされてしまった久保塚(松田翔太)が昏睡状態から目覚めると
裏ケーサツ署全体が楽しいお祭り状態になりました。
彼が拷問に耐えて裏都庁の情報を話さなかったため、裏都民たちが守られたのです。
ギブス姿で求められるまま久保塚が飲み続けていた時、裏都民の女性の誘拐事件が発生しました。
身代金と振込先を聞いた久保塚は、使用されている口座がヤクザの貸し出し口座だと気付き、
金を払えば命は助かると言い残して、自分は相棒の鈴木(浜野謙太)女性の救出へと向かいます。
でも、久保塚がホテルの部屋に乗り込んだ時、人質の女性は殺された後でした(T_T)
それにしても、今回の犯人は強烈です~
そして、相変わらずダークでハードボイルドですね~
故郷を失って闇に落ちていく若者の姿と、裏社会の闇の深さにじわじわ怖くなる展開でした。
本当に罪の無い人が簡単に殺されてしまいます。もちろん悪人も容赦なしです。
しかも、久保塚もテレビシリーズまでで既にギブスの人になっていたのに、今回はさらに痛めつけられました。
それでも、久保塚は犯人の青年2人を殺さずに逮捕しようと懸命に追いかけます。
裏都庁の警察なのに富士山を右手に関東地方を抜け、大阪までひたすら追いかけるのです。
その姿は観ている者を引き込むパワーそのものでした。
地下銀行のありかとか、凝ったディテールが面白かったです。
あまりにも報われない展開にうわーっと思いつつも、さすがは熊切監督と感じました。
観終った時、報われない仕事ってやだなあ…でも、続きがあるのかなあと気になってしまった1本です。
監督:熊切和嘉 出演:松田翔太 浜野謙太 須賀健太 NOZOMU OMSB 木原勝利 宇野祥平 政岡泰志 康芳夫 安藤サクラ 眞木蔵人 柳沢慎吾
2016年 日本
(20160903)
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