新川直司著の同名人気コミックを広瀬すず&山崎賢人で映画化した青春ドラマです。
原作は未読ですけど、予告編を観てすずちゃんの笑顔がキラキラしているなあと気になっていました。
音楽が人生に寄り添っているような高校生2人の心の揺らぎが切なくなるような作品でした。
青春と音楽は最強タッグだなあと思いながら観ていました。
有馬公生(山崎賢人)、澤部椿(石井杏奈)、渡亮太(中川大志)の幼馴染の3人組です。
特に家も隣同士の公生と椿は仲良しで、一人暮らしの公生のことを椿はいつも気遣っていました。
高校でも運動部の椿と亮太は、練習の休憩時間になると公生の居る音楽室へと涼みに来ます。
実は公生は小学生の頃にはピアノの天才少年と謳われた演奏をしていましたけど、
母が病気で亡くなってから演奏中にピアノの音が聴こえなくなり、演奏が出来なくなりました。
今はコンクールとは関係ないピアノを時々奏でるだけの公生を椿も亮太も心配していました。
ある日、椿たちとの待ち合わせ場所に着いた公生は、遠くから聴こえる音楽に誘われるように音を探します。
そこでは鍵盤ハーモニカを楽しそうに弾く女子高生を中心に子供たちが合奏していました。
その姿を見た公生は、ブレーメンの音楽隊のことを思い出して微笑みます。
そして、それがヴァイオリニストの宮園かをり(広瀬すず)との出会いでした。
それにしても、やっぱりすずちゃんはキラキラしていますね。元気いっぱいで演じる姿が可愛かったです。
あと山崎賢人さんもピアノを頑張っていましたし、石井杏奈さんと中川大志さんも素敵な笑顔で演じていました。
今日、観に行った劇場は休日の昼間ということもあって、小中学生の女子たちがいっぱいでした。
後半の辛い展開になると、劇場中が涙で溢れる雰囲気に…
心が疲れた大人と違って、純粋な子供たちは新鮮な見方をしますねと改めて感じました(^^ゞ
ちょっと素直な心を取り戻したくなるような作品でした。
観終った時、今日は一日いきものがかりの主題歌「ラストシーン」が
ずっと耳に残っているだろうなと思った1本です。
監督:新城毅彦 出演:広瀬すず 山崎賢人 石井杏奈 中川大志 板谷由夏 檀れい
2016年 日本
(20160919)
→
公式サイトはこちらへ http://kimiuso-movie.jp/