高校1年生の長谷祐樹(山崎賢人)はマンガを描くのが得意な明るい男の子。
ある日、彼は図書室で“藤宮香織”の図書カードを拾います。
面識は無いけれど同学年の女の子の名前に、名前通りの綺麗な子かなと妄想を膨らませていました。
ちょうどその時、落としたことに気付いた“藤宮香織”本人(川口春奈)が図書室へ戻って来ました。
すぐにカードを手に盛り上がっている長谷を見つけると、睨みながらカードを取り戻します。
そんな藤宮の美しさに目を奪われているうちに、彼女はさっさと図書室を去って行きました。
その帰り道、図書室で借りた本を手にした長谷は、電車へ乗っているうちに眠り込んでしまいます。
降りる駅で目を覚ました彼は慌てて電車を降りてしまい、座席に図書室の本を忘れてしまいました。
慌てて振り返るとドアが閉まる寸前です。
もうダメかと思った時、先ほど図書室で睨まれた藤宮が彼の本を投げて寄越しました。
月日は過ぎ、2年の春のクラス替えで、長谷と藤宮は同じクラスになりました。
喜んだ長谷は教室で藤宮を見つけると、あの印象的だった電車で本を投げてくれたことを話します。
でも、藤宮は彼のことも電車でのことも覚えていませんでした(T_T)
それにしても、山崎賢人さんの存在感は輝いていますね~ このキラキラ感は天下一品です。
チャレンジ度は全く違いますけど、『オデッセイ』の主人公くらいこのポジティブさは強いかも(^^ゞ
毎週、好きな子に自分を忘れられてしまうって、本当にキツイと思うのです。
それでも大丈夫と公言して半年間頑張り続ける根性には拍手でした。
それだけに途中の展開は観ていて可哀想になりましたけど、それでも、運命に見捨てられなかったのは
彼の想いがただひたすら彼女の幸せを願う純粋さだったからかも知れませんね。
観終った時、山崎賢人さんの演じる長谷くんは最後まで眩しかったなあとしみじみと思った1本です。
監督:村上正典 出演:川口春奈 山崎賢人 松尾太陽 上杉柊平 高橋春織 古畑星夏 甲本雅裕 国生さゆり 戸次重幸
2016年 日本
(20170112)
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公式サイトはこちらへ http://ichifure.jp/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は2月18日以降の予定です。