毎年、この時期に横浜で行なわれる映画ファンが作る映画ファンのための映画祭です。
今年で第38回目を迎えました。
映画を愛するスタッフの熱意で作られている、とても好きな映画祭です。
映画3本と2016年に活躍した映画人たちの授賞式を堪能しながら素敵な1日を過ごせました。
映画の1本目は『
ディストラクション・ベイビーズ』です。
この作品は公開時ものすごく気になってはいたのですけど、あまりの過激さに足がなかなか向かず…
凄まじい映画でした~ 純粋な暴力のみで物語が展開されているような作品でした。
しかも人を傷付けるのが目的ではなく、喧嘩が楽しいから殴る… 理屈なんて無いのですよね。
衝撃度が半端なかったです。
そして、この映画に出演している俳優陣がみんな個人賞を受賞しているのも納得でした。
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公式サイトはこちらへ http://distraction-babies.com/映画の2本目は『
湯を沸かすほどの熱い愛』です。
この作品を観るのは2度目です。
主人公のお母さんを演じる宮沢りえさんの存在感は圧巻です。
ある意味、死に向かう物語ですけど、生きることの尊さを改めて教えてもらいました。
2度目でも、凄く見応えのある作品でした。
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詳しい感想はこちらへ映画の3本目は『
この世界の片隅に』です。
この評判の作品をようやく観ることが出来ました。
映画を観ながら、主人公のすずさんの人生を一緒に体験したような気持ちになりました。
声を演じたのんさんが評価されているのも納得です。
もう一度観て、じっくりと考えてみたいと思うような作品でした。
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公式サイトはこちらへ http://konosekai.jp/1本目と2本目の間に授賞式がありました。
作品賞 「この世界の片隅に」
監督賞 中野量太 「湯を沸かすほどの熱い愛」
森田芳光メモリアル新人監督賞 真利子哲也 「ディストラクション・ベイビーズ」
森田芳光メモリアル新人監督賞 杉山泰一 「の・ようなもの のようなもの」
脚本賞 中野量太 「湯を沸かすほどの熱い愛」
撮影賞 佐々木靖之 「ディストラクション・ベイビーズ」
主演男優賞 三浦友和 「葛城事件」
主演男優賞 柳楽優弥 「ディストラクション・ベイビーズ」
主演女優賞 筒井真理子 「淵に立つ」
助演男優賞 菅田将暉 「ディストラクション・ベイビーズ」
助演女優賞 杉咲花 「湯を沸かすほどの熱い愛」
最優秀新人賞 太賀 「淵に立つ」
最優秀新人賞 小松菜奈 「ディストラクション・ベイビーズ」
最優秀新人賞 村上虹郎 「ディストラクション・ベイビーズ」
審査員特別賞 のん 「この世界の片隅に」
特別大賞 庵野秀明 「シン・ゴジラ」
当日は菅田将暉さんと村上虹郎さんと庵野秀明さんはお仕事の都合で欠席でしたけど、
他のみなさんは登壇されました。受賞者の熱い想いが聞けて良かったです。
授賞式の時間は、予定では110分、実際には130分ほどで、一人一人にインタビューをしながら
話を引き出すような、とても楽しい舞台挨拶です。
しかも、舞台挨拶が終わった時、基本的にはお目当ての人に直接花束を手渡せるのですよね。
今回もたくさんの人が舞台前に集まっていて、観ているだけでも楽しかったです(^^ゞ
朝、10時から入場の列に並んで、夜9時過ぎに会場を後にしました。
とても充実した1日で楽しかったです。
スタッフの皆さまもありがとうございました!
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ヨコハマ映画祭のサイトはこちらへ http://yokohama-eigasai.o.oo7.jp/(20170205)