突然に電気が全く使えなくなった状況に陥った、とある一家の姿を描いたサバイバルコメディです。
予告編を観て、楽しく笑えそうだなあと気になっていました。
サバイバルになっていく展開にうわーっと思いつつも、長い旅を頑張る家族に次第に引き込まれていきました。
ある朝、鈴木義之(小日向文世)は窓から入る朝日の明るさで目を覚ましました。
セットしているはずの目覚ましが鳴らなかったのです。
家中の電気が止まっていて、テレビも電話もダメ。冷蔵庫の中身も怪しくなっていました。
何故か電池で動くものもダメです。
ブレーカーを試してみますけど電気は入らず、とりあえず仕度をして家を出ました。
外へ出ると自分のマンションだけではなく、街中が停電していることが分かりました。
駅でも電車が止まっていて、会社へは歩きしかありません。
それでも会社へたどり着いた鈴木が他の社員と共に社内へ入ると、社内は暗くPCも使えず、
仕事が出来るような有様ではありませんでした。
それにしても過酷な旅でした~
自転車の旅に慣れている人ならともかく、ママチャリで東京から鹿児島までとは!
前半は、この怒りっぽくて嫌味なお父さん&スマホ命の子は好きになれないなと思っていたのですけど、
気の毒過ぎて段々そんなことも感じなくなっていました^_^;
立派なことを言うダメ父に付いて行っても、すぐに食料は無くなるし、水の確保も大変。
最初はペットボトルの価格高騰だったのに、最後はお金ではなくて役立つものと物々交換になって行きます。
やがて、命の危険を感じるほどの出来事にも遭ってしまいます。
そんな展開にドキドキしながらも、さまざまな笑いのポイントに、つい笑わされてしまいました(^^ゞ
何故、電気がこの世から無くなったのかとか、不思議な点は不思議のままでしたけど
雰囲気の悪かった一家が、旅を経ていい笑顔を見せてくれるようになってほっとしました。
観終った時、やっぱりスクリーンの中も観客も楽しく笑える作品はいいなあと思った1本です。
監督:矢口史靖 出演:小日向文世 深津絵里 泉澤祐希 葵わかな 時任三郎 藤原紀香 大野拓朗 志尊淳 渡辺えり 宅麻伸 柄本明 大地康雄
2017年 日本
(20170214)
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