地球を周回している国際宇宙ステーションを舞台に描いたSFスリラーです。
予告編がとても怖そうだったので、どうしようかなと思っていたのですけど、
役者が揃っていたのでチャレンジしてみました。
予想以上に怖い展開に、きゃあと心の中で叫んでしまうような作品でした。
国際宇宙ステーションでは世界中の注目を集めている実験が行なわれていました。
探査衛星が火星から持ち帰った土の分析を始めたところ、中から生命体と言える細胞が見つかったのです。
地球外生命体の発見に喜ぶクルーたちは、さらに環境を変えてその細胞を活性化させることに成功しました。
その生命体は着実に成長していましたけど、ある日の管理ミスにより成長が止まってしまいます。
環境の急激な変化に反応して深い眠りについてしまったのです。
責任を感じたヒュー・デリー(アリヨン・バカーレ)が、眠りから目覚めさせるために電気ショックを与えたところ
その生命体は目覚めただけでなく、ヒューへ襲い掛かりました(T_T)
それにしても、めちゃくちゃ怖かったです(T_T) こんなに怖いとは…
しかも、予告編で観た時はあんなに小さなやつだったのに、どんどん強烈になっていきます。
まるで『エイリアン』を観ているようで、思わず目をそらせてしまうシーンもありました(T_T)
でも、ただ怖いだけでなく、冷静に分析している基地のクルーたちがとても印象的です。
さすがは科学者だけあって、何とか被害の少ない方向へ向かおうと必死に努力します。
ジェイク・ギレンホールを初めとする演技派のスターたちが集まっただけはありますね。
彼らの心理状況や現状分析と行動力には説得力がありました。
でも、誰かひとりでも冷静を失った時、展開は悪い方へと向かっていきます。
そのじわじわと来る絶望感が何とも言えなかったです。
その絶望感が果てしなく続くとは思っていなかったので、頭が真っ白になってしまいました(-_-)
観終った時、この怖さは久々だったなあと思ってしまった1本です。
監督:ダニエル・エスピノーサ 出演:ジェイク・ギレンホール レベッカ・ファーガソン ライアン・レイノルズ 真田広之 アリヨン・バカーレ オルガ・ディホビチナヤ
2017年 アメリカ 原題:LIFE
(20170716)
→
公式サイトはこちらへ http://www.life-official.jp/