ベルリン国際映画祭で監督賞を受賞したウェス・アンダーソンのストップモーション・アニメです。
予告編を観た時に凄い世界だなあと魅入られてしまったので、公開を楽しみにしていました。
予想以上にシュールで独特な世界の中で繰り広げられる冒険はかなり過酷で驚きの展開でした~
20年後の日本。ウニ県メガ崎市では犬の間で伝染病が発生し、
小林市長(野村訓市)の提案した市内の犬を排除するという法案が議会に提出されました。
一部の犬を大切にする人たちの反対もありましたけど、
結局、市内の犬はすべて“犬ヶ島”に移送されることになりました。
そんな中、アタリ少年(コーユー・ランキン)は連れ去られた愛犬スポッツ(リーブ・シュレイバー)と再会するため
密かに航空機で犬ヶ島に向かいましたが墜落しました。
レックス(エドワード・ノートン)と仲間の犬たちはアタリを救出すると、彼に協力してスポッツを探し始めます。
でも、スポッツの行方は簡単には見つかりませんでした(T_T)
それにしても、面白い作品ですね~
日本を愛するスタッフがストップモーション・アニメで創り上げた独特な世界がスクリーンに広がっていました。
物語の中では20年後の日本という設定ですけど、かなり変わっています。
日本語も台詞もちょっと発音が怪しいですし^_^;
でも、何だか面白くて、違和感というよりはこれがこの作品の世界なのかと楽しみながら観ていました。
ところどころに登場する日本っぽいシーンも面白かったです。
それに、主人公の少年は墜落で怪我をして、なぜか頭に金属が刺さったまま…
ちょっと不気味ですけど、それでも愛犬を探すために懸命に前へ進もうとする姿には
思わず応援をしたくなります。
しかも、登場する犬たちはみんな個性的!外見も性格もバラバラで面白かったです。
また、私は字幕版で観たのですけど、犬たちの声を有名俳優たちが担当していてめちゃくちゃ豪華でした(^^)
犬たちの毛並みが揺れているシーンなど、スポットモーション・アニメなのに凄い!と見入ってしまいました。
観終った時、DVDになったらもう一度じっくりと観てみたいなあと感じた1本です。
監督:ウェス・アンダーソン 声の出演:コーユー・ランキン リーブ・シュレイバー ブライアン・クランストン エドワード・ノートン ビル・マーレイ ジェフ・ゴールドブラム 野村訓市 グレタ・ガーウィグ フランシス・マクドーマンド スカーレット・ヨハンソン
2017年 アメリカ 原題:ISLE OF DOGS
(20180530)
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