2019年02月14日 - その他 今年は久々にキネマ旬報ベスト・テンの第1位映画鑑賞会&表彰式へ行くことが出来ました。朝11時に開場して夜8時半頃に終わったのでとても長丁場でしたけど、充実した1日でした(^^) 文化映画ベスト・テン 第1位「沖縄スパイ戦史」第二次世界大戦末期の沖縄でどんなことが起きていたかを伝えるドキュメンタリーです。一人の軍人により島全体の運命が狂わされていく展開が描かれていました。また、島民たちを守るためではなく、軍事に利用して不要になったら殺してしまうという事実が怖かったです。これが過去のことではなく、現実や未来にも起きる可能性があると実感できる作品でした。→ 公式サイトはこちらへ http://www.spy-senshi.com/外国映画ベスト・テン 第1位「スリー・ビルボード」この作品は1年前に一度観ています。その時は、登場するキャラクターたちも町全体もみんな好きじゃないなあという印象を受けました。また、日常的に人種的な差別が横行している状況にも驚いた覚えがあります。今回改めて観て感じたのは、完全な善人や悪人は居ないということです。人はみんな良い面と悪い面、強さと弱さを併せ持っていて、それでもより良い方向へ向かおうとしている。そして、心に思うことがあっても相手の悪かった過去を水に流れる大らかさに、この町の人々の強さを感じました。前回に観た時よりも面白く観ることが出来ました(^^)→ 公式サイトはこちらへ http://www.foxmovies-jp.com/threebillboards/日本映画ベスト・テン 第1位「万引き家族」この作品も一度観ています。その時は、一筋縄では行かない複雑な顔を見せる家族たちの姿に怖さを感じた気がします。今回、改めて物語を知った上で観てみると、彼らのどの行動も分かるなあと思えてくるところが面白かったです。「スリー・ビルボード」と同じで、この家族たちも良い面と悪い面、強さと弱さを併せ持っているだけなのですね。人間ってこういうものだよねと納得してしまう人たちでした。そして、樹木希林さんの存在感にはやっぱり圧倒されました。→ 公式サイトはこちらへ http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/3作品が上映された後に表彰式が行なわれました。ビデオ屋さん大賞2018に選ばれた「カメラを止めるな!」には主演の濱津隆之さんが来場されました。この映画のヒットで昨年の11月にようやくアルバイト生活を卒業されたそうです。本当に良かったです(^^)→ ビデオ屋さん大賞2018の詳細はこちらへ http://www.kinenote.com/main/videoya/vol09/映画感想文コンクールの発表も良かったです~4人の子供たちの感想文はどれもすごく考えさせられる感動てきな文章でした(^^)→ 映画感想文コンクールの 詳細はこちらへ http://www.kinenote.com/main/eigakansoubun/award_all.htmlそして、個人賞の受賞式は受賞されたみなさんがとても嬉しそうで、観ている方も一緒に嬉しくなりました。お仕事の都合で欠席された方々も代理の人がお手紙を代読してくれたので、想いが伝わって来ました。主演女優賞 安藤サクラ主演男優賞 柄本佑助演女優賞 木野花助演男優賞 松坂桃李新人女優賞 木竜麻生新人男優賞 寛一郎監督賞 瀬々敬久脚本賞 相澤虎之助/瀬々敬久外国映画監督賞 マーティン・マクドナー読者選出 日本映画監督賞 是枝裕和読者選出 外国映画監督賞 マーティン・マクドナー読者賞 立川志らく特別賞 樹木希林読者選出 日本映画映画ベスト・テン 第1位「万引き家族」読者選出 外国映画映画ベスト・テン 第1位「スリー・ビルボード」→詳細はこちらへ http://www.kinenote.com/main/kinejun_best10/みなさま、おめでとうございました!とても心に残る1日になりました☆