「勝手にふるえてろ」の大九明子監督が綿矢りさ著の同名小説を実写映画化したラブコメです。
実は東京国際映画祭の最終日に観客賞受賞作品として観てきました。
主人公を演じたのんさんの演技に魅せられながら、笑って楽しめる作品でした(^^)
おひとりさま人生を邁進している黒田みつ子(のん)は今日も夕飯の材料の買い出しに
近所の商店街を回っていました。
そんなある日のこと。偶然、取引先の営業担当・多田(林遣都)と出会います。
多田は取引先の中でも好感度の高い男子で、みつ子も気になっているひとりでした。
みつ子の荷物を見た多田が夕飯の話を始めると、成り行きからみつ子は今度食べにくる?と誘います。
その日からみつ子は恋の予感と迷いで悩みはじめ、
脳内にいる相談役「A」と会話で激しいバトルを始めてしまいました。
それにしても、のんさんの演じるみつ子が面白かったです~
ちょっと奥手な彼女は女性目線から観るととてもリアル。
男性から見るとどうだろうとは思いますけど、のんさんが演じているからか
パニックになっていても叫んでいても、うっとうしいよりは可愛く感じてしまいます。
映画やドラマだとどこが輝くところがあったりするのですけど、
みつ子は普通の子ってこうだよなあと思える本当に悩み多き普通の女の子なのです。
(強いて言えば、とても綺麗ですけど(^^ゞ)
あと、彼女が常に相談している「A」がまた面白いです。
何と言っても、声を担当している人が抜群に上手いので、台詞を聞いているだけでも楽しいです。
(この人の声は本当に最強です。)
観客賞は人気投票なので、割と見やすい映画に出会うことが多いです。
今年の今作も私には一番笑える作品でした。
観終わった時、映画祭の最期がこの映画で良かったと感じた1本です。
監督:大九明子 出演:のん 林遣都 臼田あさ美 若林拓也 前野朋哉 山田真歩 片桐はいり 橋本愛
2020年 日本
(20201109)
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公式サイトはこちらへ https://kuitomete.jp/追伸
今回は上映前に舞台挨拶がありました。監督さんとのんさんが登壇されて嬉しかったです。