シャーリーズ・セロンの美しさとかっこよさがいっぱいの映画でした。

人類の99%を死滅させたウィルスが発生した2011年から4世紀後の未来。
世界はウィルスのワクチンを開発したグッドチャイルド氏の子孫に支配されていた。
独裁支配からの開放を願う反政府組織の暗殺者イーオン(シャーリーズ・セロン)は
ずっと念願だった支配者の暗殺指令を受ける。
しかし、支配者トレバー・グッドチャイルド8世に言葉をかけられたイーオンは
身に覚えの無い記憶に囚われ、銃を向けた手を下ろしてしまった…

スタイリッシュな衣装や映像、段々と解き明かされていく謎や
SF的なエピソードが面白かったです。
根底には人間の尊厳の大切さが感じられるストーリーで
だからこそ、シャーリーズ・セロンも出演したのかな…と思いました。
でも、何と言っても原作はアニメなので、映画もあんまり難しいことは考えず
原作から登場しているらしい面白い小道具や印象的なエピソードを
楽しむのがいいのかも知れません。

今回のシャーリーズ・セロンが演じたイーオンは、暗殺者だけにずっと表情を硬くしています。
だから、時折見せる感情の表現はとても印象的に感じました。
(なんだかとってもかわいく見えるのですよね。)

それにしても、この映画はシャーリーズ・セロンが主演したからこそ
こんなに華のある映画になったのだろうなあと思います。
あのスタイルの良さは、アニメキャラクターにはぴったりでした!


(060309)