タイトルの“インディアン”とは、バイクのことでした(^^ゞ

1960年代のニュージーランド。
バイクに夢中なバート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)は63歳になった今でも
朝早くからバイクの改良に取り組んでいた。
20代で手に入れた名門メーカー“インディアン”のモーターバイクを自力で改造して40年あまり。
今では高速スピードを出すライダーとして、ニュージーランド内でも有名になっていた。
しかし、いつも走っている砂浜ではマシンの性能を最大限に発揮することが出来ない。
彼は世界最速のスピードを求めて、モータースポーツ愛好家たちが集まる
アメリカ・ユタ州ボンヌビルの“スピード・ウィーク”に出場する決心をした…

アンソニー・ホプキンスがとっても素敵なおじいさんを演じていました!
身体はガタが来てボロボロ。薬に頼らないと命も危ないです。
でも心は青春まっさかりで、バイクのスピードにもう夢中です。
いつでも素直でまっすぐ。
耳の痛いことも言うけれど、自分から心を開いて接していくので
出会う人みんなを魅了してしまいます。

そんな彼がニュージーランドの片田舎にあるインバカーギルを離れて、
地球の反対側にあるユタ州ボンヌビルまで旅をします。
最初から最後までトラブルの連続。
でも、出会った人々の親切により困難を乗り越えていきます。
人好きのする彼には、つい、みんなも手助けをしてしまいたくなるのです。

自分が幸せになることで周りの人も幸せにしてしまう…
そんな彼の活躍で、観ている者の心もやさしく幸せにするような1本です。


(061213)