さすがは“映像革命勃発”でした~!

カタールの米軍基地に飛行物体が近づいていた。
接近に気付いた基地では、確認のために戦闘機を向かわせる。
飛行士の報告によると、その近づいているものは米軍の特殊戦闘ヘリで
数ヶ月前に墜落した機体のナンバーを付けているらしい。
不審に思いながらも、司令室では基地への着陸命令を出した。
命令に従うように着陸態勢に入った戦闘ヘリは、突然、ロボットへ変身して基地を攻撃し始める。
そのロボットはまるで生きているかのように相手を認識しながら襲かかって来た。
そして圧倒的な攻撃力の前に、基地はほぼ全壊してしまう。
ロボットはメインコンピュータに取り付き、膨大な情報をダウンロードし始めた…

パラマウントのジングルで回りながら飛んでいる星の音が変だなあと思ったら、
次に映ったドリームワークスのジングルの音も不気味な感じ。
そして、ワンカットで映し出される戦闘機からロボットへの“変身”シーン。
映画が始まったと思ったら、あっという間に引き込まれてしまいました(^^ゞ

ど迫力の戦闘シーンと、対照的に擬態化しながら密かに近づくスパイロボット。
平凡な16歳の少年と未知のロボットとの運命的な出会い。
そして北極を旅した先祖の遺品に隠された秘密と、地球の存亡を懸けた戦い。
宇宙戦争も秘密機関も出てくるような、次々と展開するストーリーに加えて、
子供の頃に見たロボット戦隊ものがリアルになったような息を呑む映像に
最初から最後までドキドキでした!

戦いとは対照的に、高校生が初めての車を得るための努力とか、少年を心配する両親との会話など、
時々挟み込まれている主人公の少年の16歳らしい行動も、ちょっと可笑しかったです。

いろいろつっこみどころもありそうなのに、そんなことを考えさせないくらいの迫力に
やっぱり大画面で観て良かったと思った1本です(^^)

監督:マイケル・ベイ 出演:シャイア・ラブーフ タイリース・ギブソン ジョシュ・デュアメル
2007年製作 アメリカ 原題:TRANSFORMERS
(070804)