フレディ・ハイモア主演の美しいメロディが奏でるファンタジーです。
美しい音楽の数々にうっとりしながら観ていました(^^)

生まれてすぐに孤児院に入れられたエヴァン(フレディ・ハイモア)は両親を知らずに育った。
でも、いつも心の中には美しいメロディが聞こえてきて、
この音楽が両親と自分をつなげる絆だと信じていた。
11歳も過ぎたある夜、彼は自分の感じる音を信じて孤児院を抜け出した。
待っていても訪ねてこない両親を探そうと考えたのだ。
トラックに拾われてNYにたどり着いたエヴァンは、街に溢れる音に夢中になる。
だが、ふと我に返って見知らぬ街に立ちすくんでしまった彼には、行く当ても無かった…

フレディ・ハイモア君には、やっぱりファンタジーが似合いました(^^)

音楽の才能を持った両親から生まれた男の子。
でも無理やり別れさせられた両親には、自分の存在さえも知らされていません。
娘の将来を案じた娘の父は子供は死産したと伝え、エヴァンを孤児院に入れてしまったのです。
成長した彼は音楽の才能だけを道しるべに、NYへと旅立ちます。

街でも彼の創り出す音楽はすぐに人の心を惹きつけます。
そして彼の才能に惹き付けられた人の中には、彼を利用しようとする人もいました。
彼を利用するために心に植え付けられた恐怖。
でも、音楽が勇気を与え、彼をもっと広い音楽の世界へと導いていきました。

フレディ・ハイモア君の演じる繊細さ、母ライラ役のケリー・ラッセルの演じる芯の強さ、
そして父ルイス役のジョナサン・リース=マイヤーズが歌い上げる情熱も良かったですけど、
何と言っても主役は全編に流れる音楽です!
自然の奏でる音が紡ぎあげる優しいメロディ。
街の雑踏の中から生まれ出すリズムが次第に重なってきて創りあげられる音楽。
そんな何気ない日常の中から生まれてくる音がとても心地よかったです。
また、エヴァンが創り上げた“オーガスタの狂想曲”が美しくも楽しい音楽で
その音楽の練習風景はもっと観てみたかったなあと思いました。

いつかDVDが出たら、もう一度家でじっくり観てみたいなあと思った1本です(^^)



監督: 出演:フレディ・ハイモア ケリー・ラッセル ジョナサン・リス=マイヤーズ ロビン・ウィリアムズ
2007年 アメリカ 原題:AUGUST RUSH
(080606)

追伸
途中、フレディ・ハイモア君が演じるエヴァンのギターの音が凄いなあと思っていたら、
エンドロールにKaki Kingの名がありました。なるほどです☆

追伸2
この映画は試写会で観ました。公開は6月21日以降の予定です。