37歳のマイク(マシュー・ペリー)は離婚寸前のサラリーマン。
ハイスクール時代には未来の明るいバスケのスター選手だったが
今は人生に敗れた男に成り下がっていた。
妻からは家を追い出されるし、ティーンエイジャーの娘や息子とは全く会話が成り立たない。
今は親友のネッド(トーマス・レノン)の家に居候中の有様だ。
しかも、今日こそ運命が上向きになるはず!と思っていたのに、
決定だと思われていた昇進は叶わず、逆に上司を怒らせて仕事を首になってしまう。
落ち込んだマイクは過去の栄光の写真が飾ってあるハイスクールへと向かった。
写真の前で佇んでいるマイクに、年老いた用務員のおじさんが声をかけてきた。
人生をやり直したいか?という問いにマイクは大きく頷いたが、用務員は突然、姿を消してしまう。
その日、マイクが車で橋を渡っていたところ、あの用務員がマイクに笑いかけて
橋桁の上から姿を消してしまった。
驚きながら橋桁へ駆け寄ったマイクは川に引き込まれるように落ちてしまう。
泥だらけになりながらネッドの家にたどり着き、シャワーを浴びながらマイクがふと鏡をのぞくと、
なんと自分の身体が17歳になってしまっていた…
回り道をしながらも、本当に大切なものを見つけたマイクが幸せそうでした(^^)
人生をやり直したいと願ったサラリーマンのマイクが人生で一番輝いていた17歳に戻ります。
と言っても、タイムスリップではなく身体が17歳になっただけ。記憶は37歳のままです。
彼は37歳としての離婚問題はとりあえず置き、17歳としてハイスクールに入り直すことにします。
同じ学校に通うようになって、マイクは初めて自分の子供たちの現状を知ります。
娘のマギーはバスケのスター選手だけど性格が悪い男の子と付き合っているし、
息子のアレックスはバスケ部にも入れずいじめられっ子になっていました。
自分の親としての不甲斐無さを知ったマイクは
また、妻スカーレットの仕事人としての才能を改めて見せ付けられます。
そして、今までどれほど家族のことを考えていなかったかを思い知ると同時に、
自分にとって幸せな人生とは何かを考え始めました。
それにしても、出だしのシーンなんて『ハイスクール・ミュージカル』そのものでびっくりです。
ザック・エフロンの魅力をここまで全開にさせられると、ファンにはたまらないでしょうね~
ちょっと驚いたのが、観客に外国人ファミリーが多かったこと。
それも小学生くらいの女の子のいるファミリーばかりです。
改めてザック・エフロンは女の子のアイドルなのだなあと思ってしまいました(^^ゞ
あと、個人的にはザックを支える親友ネッドのおたくなノリが楽しかったです~
良い子のザックがそのまま主人公になったような可愛い物語に
まるでディズニー映画のように安心して観終わった1本です☆
監督:バー・スティアーズ 出演:ザック・エフロン トーマス・レノン マシュー・ペリー レスリー・マン
2009年 アメリカ 原題:17 AGAIN
(20090517)