佐賀県の牛津学園高等学校に通うオニツカ(永山絢斗)料理人を目指して調理の授業に励んでいた。
実家はしがない中華料理屋。卒業後は父の亡き後ひとりで店を支えてきた母を助けるため店を継ぐことが決まっていた。
だが、彼はフランス料理に心惹かれていて、自分の将来に悩んでいた。
そんなある日、幼馴染で親友のノグチ(賀来賢人)が大はしゃぎで調理室へ駆け込んで来た。
佐賀県には存在しない男子ソフトボール部を作れば、すぐに全国大会に出てヒーローになれると思いついたのだ。
だが、もともと家政や服飾、調理などの専門的な学習が特徴の学校だけに男子はとても少ない。
しかも、顧問に任命された澤山先生(大倉孝二)には、新一年生が入学した翌日までに
部員を9人集められなければ、即廃部だと宣言されてしまった…
ダメダメ高校生たちが楽しそうに頑張ってました~
ルールも知らず、ただ全国大会に出てヒーローになりたい!とソフトボール部を作ったノグチ。
親友のオニツカはそんなノグチに呆れながらも、付き合ってソフトボールブへ入部します。
部員を集めるため男子生徒に声を掛け続け、何とか9人揃えた彼らでしたけど、全くの素人ばかり。
唯一の経験者・中学時代にソフトボールブだったという1年生を除いては
みんなキャッチボールもまとにも出来ません。
それでも次第にボールへ喰らいつくようになり、練習も様になって来ました。
時には解散の危機のようなことがあっても、ノグチくんの嘘八百とそれに乗せられた部員たちの情熱で
いつの間にか乗り切って行きます。
とうとう全国大会で優勝も出来るのでは?なんて考えてもいたのですけど、
現実はそれほど甘くはありませんでした(^_^;)
それにしても、久々にコミカルな青春ものを観ました(^^ゞ
これでもか~と繰り出されるツボに、時には付いていけないこともありましたけど、
エンドロール後までクスクス笑っていました~
9人の3年後の姿を観ながら、彼らにとってはこのひと時が本当に青春だったのだなあとしみじみ感じました。
それでも、きっとこのソフトボール部の日々は彼らを強く支えていくだろうなと思った1本です。
監督:豊島圭介 出演:永山絢斗 賀来賢人 波瑠 大倉孝二 加治将樹 中村織央 斎藤嘉樹 西洋亮 加藤諒 松島庄汰 タイラー
2010年 日本
(20100603)
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この映画は試写会で観ました。公開は6月19日以降の予定です。