17歳になったアンディ(ジョン・モリス)は大学進学のために家を出ることになった。
そろそろ部屋を片付けなければならないのだが、なかなか荷物の整理がつかない。
子供のから友達として大切にしてきたおもちゃたちも名残惜しかったが、
仕方ないので屋根裏に片付けようとビニール袋に入れた。
だが、手違いでお母さんがその袋をゴミに出してしまう。
一人だけビニール袋に入れられなかったウッディ(トム・ハンクス)は一部始終を見ていた。
慌ててみんなを助け出すために行動を起こそうとする中、みんなは力を合わせて自力で脱出する。
ウッディがほっとする間も無く、みんなは保育園行きの箱へ自主的に入ってしまった。
実はアンディが自分たちを捨てたと勘違いし、心が傷ついてしまったのだ。
ウッディが何を言っても聞く耳を持たない彼らは
遊んでくれる子供たちがいる保育園の方が良いと主張した。
だが、そこには予想以上に過酷な生活が待っていた…
おもちゃと子供の心の繋がりに、しみじみと感動しました~
成長しておもちゃ遊びを卒業してしまった少年アンディと彼のおもちゃたちの絆を描いた物語です。
おもちゃたちは主人のアンディが大好きです。
でも、最近は遊んでもらうことも触ってもらうことも無く、寂しい想いが募っていました。
その想いは勘違いでゴミに出されてしまったことで爆発してしまいます。
自分たちが捨てられたと思い込んで傷ついた彼らは、再び遊んでくれる子供のいる世界を求めたのです。
アンディの元へ残ろうとしたのはウッディただ一人でした。
でも、彼らが行った保育園の世界は、クマのぬいぐるみのロッツォ(ネッド・ビーティ)が支配していました。
ロッツォは過去に忘れられて置き去りにされたという過去のために、
自分本位の歪んだ性格になっていました。
そんなロッツォに騙され、おもちゃを振り回すことしか出来ないような
幼児クラスに入れられてしまったみんなを助けるためにウッディは助けに向かいました。
それにしても、今回の物語はいいですね~
おもちゃたちが生き生きしているのはもちろんのこと、冒険がパワーアップしてドキドキです。
本当に絶体絶命!と思うシーンもいっぱいありました。
そして、何と言ってもおもちゃ遊びを卒業して大学生という大人になる少年と
彼が大好きだったおもちゃたちとの別れは本当に切なかったです。
観終った時、こうして人は大人になるのだなあと思うのと同時に、
それでも遊び心を忘れなかった大人たちがこういう作品を創るのだろうなあとしみじみ感じた1本です。
監督:リー・アンクリッチ 声の出演:トム・ハンクス ティム・アレン ジョーン・キューザック ネッド・ビーティ ジョン・モリス
2010年 アメリカ 原題:TOY STORY 3
(20100717)
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