第三の男 [た行]
グレアム・グリーンの原作を自らが脚本を書いて映画化した作品です。
TOHOシネマズ“午前十時の映画祭”でのテーマが“ザッツ・ハードボイルド”だったので、
どうだろうなあと思いながらチャレンジして来ました。
最初は小さなモノクロのスクリーンに違和感を感じたのですけど、
いつの間にかそのスクリーンに映し出される戦後のウィーンの街に引き込まれていました。
第二次世界大戦後、ウィーンはアメリカ、イギリス、フランス、ソビエトの四ヶ国による四分割統治下にあった。
だが、ウィーンは他の都市に比べると戦争の被害も少なめで、人々は活気を取り戻しつつあった。
ある日、アメリカからホリー・マーチンス(ジョセフ・コットン)がウィーンの空港に降り立った。
売れない小説家だったホリーを心配した親友ハリー・ライム(オーソン・ウェルズ)が
彼をウィーンへ呼んでくれたのだ。
早速、ハリーのアパートへ向かうと、管理人が一足遅かったと声をかけた。
何とハリーは自動車事故で亡くなってしまったのだ。
頼りにしていた親友の葬式に駆けつけると、少ない友人や恋人のほかにイギリス軍も見張っていた。
イギリス軍のキャロウェイ少佐(トレヴァー・ハワード)に声をかけられたホリーが自分の事情を話すと
少佐は飛行機を手配するのでここを去れと言ってホテルまで送ってくれた。
だが、親友の死に疑問を持ったホリーは、関係者に話を聴こうと動き始めた…
“ザッツ・ハードボイルド”でした~
特異な状況下の街で起きた親友の死。
その死に疑問点を抱いたホリーは親友の関係者や恋人に話を聴き始めます。
でも、人によって話は食い違うし、謎は深まるばかり。
しかも、彼が話を聴こうとしていた管理人は何者かに殺されてしまいます。
そして、話に出てきた“第三の男”がとうとう現れました。
それにしても、何とも言えない緊張感でした。
四分割統治下のウィーンは言葉も通じにくく、中立地帯以外には他軍は自由に入り込めません。
映画は昔の映画らしい、ちょっとゆるやかなテンポで進んでいくのですけど
特異な街の状況が不思議な緊張感を伝えています。
つい親友の秘密に首を突っ込んでくる主人公ホリーはとてもアメリカ人らしいキャラクターなのですけど、
そんな彼でさえも自由気ままに動くことは出来ません。
そして、謎が解けた後に起こる下水道での追跡劇は、影と靴音と
どこから聞こえてくるのか分からないような言葉の反響にドキドキしてしまいました(^^ゞ
ラストシーンの並木道もとても印象的でした。
観終った時、これがハードボイルドですね~と感じた1本です。
監督:キャロル・リード 出演:ジョセフ・コットン オーソン・ウェルズ アリダ・ヴァリ トレヴァー・ハワード バーナード・リー
1949年 イギリス 原題:THE THIRD MAN
(20100719)
TOHOシネマズ“午前十時の映画祭”でのテーマが“ザッツ・ハードボイルド”だったので、
どうだろうなあと思いながらチャレンジして来ました。
最初は小さなモノクロのスクリーンに違和感を感じたのですけど、
いつの間にかそのスクリーンに映し出される戦後のウィーンの街に引き込まれていました。
第二次世界大戦後、ウィーンはアメリカ、イギリス、フランス、ソビエトの四ヶ国による四分割統治下にあった。
だが、ウィーンは他の都市に比べると戦争の被害も少なめで、人々は活気を取り戻しつつあった。
ある日、アメリカからホリー・マーチンス(ジョセフ・コットン)がウィーンの空港に降り立った。
売れない小説家だったホリーを心配した親友ハリー・ライム(オーソン・ウェルズ)が
彼をウィーンへ呼んでくれたのだ。
早速、ハリーのアパートへ向かうと、管理人が一足遅かったと声をかけた。
何とハリーは自動車事故で亡くなってしまったのだ。
頼りにしていた親友の葬式に駆けつけると、少ない友人や恋人のほかにイギリス軍も見張っていた。
イギリス軍のキャロウェイ少佐(トレヴァー・ハワード)に声をかけられたホリーが自分の事情を話すと
少佐は飛行機を手配するのでここを去れと言ってホテルまで送ってくれた。
だが、親友の死に疑問を持ったホリーは、関係者に話を聴こうと動き始めた…
“ザッツ・ハードボイルド”でした~
特異な状況下の街で起きた親友の死。
その死に疑問点を抱いたホリーは親友の関係者や恋人に話を聴き始めます。
でも、人によって話は食い違うし、謎は深まるばかり。
しかも、彼が話を聴こうとしていた管理人は何者かに殺されてしまいます。
そして、話に出てきた“第三の男”がとうとう現れました。
それにしても、何とも言えない緊張感でした。
四分割統治下のウィーンは言葉も通じにくく、中立地帯以外には他軍は自由に入り込めません。
映画は昔の映画らしい、ちょっとゆるやかなテンポで進んでいくのですけど
特異な街の状況が不思議な緊張感を伝えています。
つい親友の秘密に首を突っ込んでくる主人公ホリーはとてもアメリカ人らしいキャラクターなのですけど、
そんな彼でさえも自由気ままに動くことは出来ません。
そして、謎が解けた後に起こる下水道での追跡劇は、影と靴音と
どこから聞こえてくるのか分からないような言葉の反響にドキドキしてしまいました(^^ゞ
ラストシーンの並木道もとても印象的でした。
観終った時、これがハードボイルドですね~と感じた1本です。
監督:キャロル・リード 出演:ジョセフ・コットン オーソン・ウェルズ アリダ・ヴァリ トレヴァー・ハワード バーナード・リー
1949年 イギリス 原題:THE THIRD MAN
(20100719)
ヒロさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-20 12:35)
釣られクマさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-20 12:36)
おさむさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-21 00:16)
もももんががさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-21 00:16)
aya_ruiさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-21 00:16)
kakasisannpoさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-21 00:17)
やはり、オーソン・ウェルズの存在感がすごいですね。
光と影とチターの音楽、、いいですね。
by きさ (2010-07-21 05:24)
まっきーさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-21 12:45)
ぷりん&りくさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-21 12:46)
きささんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
ストーリーを全く知らなかったので、オーソン・ウェルズはどこ?と思いながら観ていました(^^ゞ
やっぱり存在感がありますね~
登場したら、一気に映画が変わりました。
> 光と影とチターの音楽
この音楽で初めてこの楽器を知りました。この軽やかさがいいですよね~
あの大きな影はモノクロならではですね。
とても緊張感がありました☆
by non_0101 (2010-07-21 12:53)
dorobouhigeさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-21 12:54)
haruさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-21 12:56)
不朽の名作ですね。私は音楽が好きですね。
by たいちさん (2010-07-21 13:48)
@ミックさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-22 12:37)
たいちさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
かなり昔の作品なのでどうかなあと思っていたのですけど、
やっぱり名作でした~
あの曲は耳に残りますよね(^^ゞ
by non_0101 (2010-07-22 12:39)
りぼんさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-22 12:40)
ソラさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-22 12:40)
hetianさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-07-22 12:41)
いやあ、やっぱり名作は見なあかんですよね。未だラストシーンしか見たことないです。
by なぎ猫 (2010-07-25 00:07)
なぎ猫さんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
名作をほとんど知らない私としては、こういう企画でないと
なかなか重い腰が上がりません~
この作品もようやく観ることが出来ました(^^ゞ
by non_0101 (2010-07-25 08:51)
エビスビールが飲みたくなりますね。。。(^^)
by コザック (2010-08-11 00:06)
コザックさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
あの軽やかなメロディは印象的ですよね~♪
曲は昔から知っていたのに、本編の方はようやく観ることが出来ました☆
by non_0101 (2010-08-11 00:25)
きゃはは!!コザック様
とりあえず、エビス飲みたくなりますね。
この映画は監督とか
編集がウマイと思いました
by コッスン (2010-08-13 21:58)
コッスンさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
やっぱりこの曲は“エビス”ですよね~
下水道のシーンは何処からともなく聞こえてくる声と人影が縦横無尽で
ドキドキさせられました。
編集うまいですよね☆
by non_0101 (2010-08-14 11:44)