会計検査院に勤める調査官の松平(堤真一)は部下の鳥居(綾瀬はるか)、旭ゲンズブール(岡田将生)と共に
大阪へ出張に行くことになった。
いつも冷静な旭ゲンズブールにとって、“鬼の松平”と呼び名の付いている上司はとても尊敬できる男だったが、
無邪気で何も考えていないように見える鳥居はどうもウマが合わない女性だ。
旭は鳥居の態度を見かねるたびに、なぜ鳥居を同行させるのかと聞くが、
松平は意味ありげな顔でその質問をいなしていた。
実は彼女は“ミラクル鳥居”と呼ばれるほど、これまでも奇跡的に結果を残すことがあった女だったのだ。
そんな中、3人は次々と大阪の調査対象を回り、次のリストの“財団法人OJO”に向かった。
だが、OJOの入り口の呼び鈴をいくら鳴らしても、担当者はなかなか応答しなかった…
全停止した大阪は面白かったです(^^ゞ
大阪を舞台にした物語です。
といっても、何が起きるかやどうなるかは、予告編を観ればOKです。
会計検査院の調査官チーム VS 大阪 という構図です。
調査官チームのボスは鬼の松平。
いつも眠そうな目をしているのに、実はとても鋭い男です。
細かいところまで見逃さず、相手を見抜く能力は抜群です。
何か大阪に関する過去を持っているようなのですけど、何かは分りません。
旭ゲンズブールは若手のホープで、松平も信頼を置けるほどの能力を持っています。
仕事が出来る男ですけど、反面、理論では割り切れない行動をする鳥居に苦手意識を持っています。
鳥居の良さが理解できないのです。
そんな彼も、実は時々意味ありげな笑みを浮かべて何かを企んでいるような雰囲気です。
そして、鳥居は能力もありますけど、それ以上に運の良い女の子です。
自分の感情に素直に行動しているようで、それが仕事にミラクルを起こします。
このミラクルは今回でも、ものすごい事態を引き起こしました。
それにしても、父と息子の物語だったのですね。
それが何よりも人を動かす絆というところは、もう納得しかないなと思いました。
そして、そんな物語を説得力のある演技で伝えてくれた堤真一さんと
中井貴一さんの存在感はさすがだなと感じました。
調査官チーム3人のキャラクターが楽しかったです。
またこの3人の物語を見たいなと感じるのと同時に、原作を読まなくちゃ!と思った1本です。
監督:鈴木雅之 出演:堤真一 綾瀬はるか 岡田将生 森永悠希 沢木ルカ 中井貴一
2011年 日本
(20110517)
→公式サイトはこちらへ http://www.princess-toyotomi.com/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は5月28日以降の予定です。