『デビル』と言っても1997年のハリソン・フォード&ブラッド・ピットのサスペンスではなくて、
M・ナイト・シャマラン原案のサスペンス・ホラーです。
友達に誘われたのでチャレンジしてみました。
エレベーターに閉じ込められた5人の運命はどうなるのか、ドキドキしながら観ていました。
都会の片隅に止まっているトラックの上で死体が見つかった。
争った形跡が無いことから自殺とみられたが、そのトラックの止まっている場所は低いビルの傍で
トラックの屋根が凹むほどの衝撃が起きるのはおかしい。
そのことに気付いたボーデン刑事(クリス・メッシーナ)がトラックの経路を予想しながら辿ると、
超高層ビルの前で割れたガラスを片付けている現場に行き着いた。
35階の窓ガラスが割れていたのだ。
その頃、ビルの高層階に向かう急行のエレベーターに5人の男女が乗り込んだ。
静かに動き始めたエレベーターはしばらくすると、突然、止まってしまった…
とてもシンプルで、意外に心に優しい作品でした(^^ゞ
密室の中で起きるサスペンス・ホラーです。
止まったエレベーターの中が停電で暗くなる度に何かが起きて、一人ずつ殺されていきます。
なぜ、殺されていくのか。なぜ、この5人だったのか。
時間と共に5人の過去が明らかになるにつれて、誰もが怪しく感じられてきます。
そして、救助が間に合わないまま、とうとう二人きりになってしまいました(>_<)
それにしても、ちょっと不思議な作品でした。
実はホラーはかなり苦手で、進んでは観に行かないジャンルです。
でも、この作品は割と面白く最後まで観ることが出来ました。
ホラーの怖さの一つは理不尽さだと思っています。
映像や展開で驚かすのは当然ですけど、
なぜこの人が殺されるか分からないところも怖さの一つだと思うのです。
でも、この作品ではその理不尽さをあまり感じなかったので、ちょっと落ち着きながら観ることが出来ました。
ただし、やっぱり死のシーンは怖いので、私にはそれだけで十分でした(^^ゞ
ホラーの割に、ラストの余韻が優しくてほっとしました。
暑い夏にちょっと80分間、涼もうかなと思った時にぴったりの1本です。
監督:ジョン・エリック・ドゥードル 出演:クリス・メッシーナ ローガン・マーシャル=グリーン ボヤナ・ノヴァコヴィッチ ジェフリー・エアンド ジェニー・オハラ ボキーム・ウッドバイン
2011年 アメリカ 原題:DEVIL
(20110707)
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公式サイトはこちらへ http://devil-movie.jp/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は7月16日以降の予定です。