宇仁田ゆみ著の原作コミックを松山ケンイチ&芦田愛菜主演で映画化した作品です。
この二人が縁側に並んだチラシを観た時から、観たい~!と思っていました。
二人のクルクル変わる表情と元気な演技に、心がほっこりとするような物語でした。
中堅社員として毎日忙しい日々を送っていたダイキチ(松山ケンイチ)は、
祖父の葬式に出るため実家に帰って来た。
玄関へたどり着いた彼は、そこで場違いなほど静かな佇まいの幼い少女(芦田愛菜)が
自分を見つめているのに気付く。
実は彼は亡くなった祖父の若い頃に瓜二つだったのだ。
祖父の枕元に来た彼は母からこっそりと、あの少女が祖父の隠し子だと教えられる。
そして葬式後、親戚一同が集まった席の話題は、少女の引き取り先の問題だった…
ダイキチくんは朝から晩まで駆け回っていました~
6歳の園児と突然に暮らすことになった27歳の独身サラリーマンのドタバタ物語です。
少女・りんの寂しげな表情に胸を動かされた彼は、親戚の反対を押し切ってりんを引き取ります。
でも、翌朝になると昨日の興奮が消え、ダイキチは何てことをしたのかと後悔しきりです。
それでも彼は周りの心配をよそに、愛想の無い妹にヒントを貰いながらりんとの共同生活を始めます。
そして、成り行きに戸惑っていたりんも、ダイキチの笑顔と頑張る姿に少しずつ打ち解けてきました。
それにしても、やっぱり二人の演技は楽しかったです~
やっぱり、この二人が揃ったからこその映画ですね。
孤独から寂しげな表情をする少女りんと、彼女を励まそうと笑顔を見せる青年ダイキチというキャラクターが
松山ケンイチさんと芦田愛菜ちゃんにぴったりでした。
そして、そんな二人が見せてくれる仕事と子育てを両立することの難しさや、
少しずつ作り上げられる強い絆に、観ている方も思いっきり心を動かされてしまいました(^^ゞ
エンディングで流れるPUFFYの主題歌も可愛くて印象的でした。
観終わった時、子育て経験者のお父さんやお母さんはきっと泣かされるだろうなあとちょっと思った1本です。
監督:SABU 出演:松山ケンイチ 芦田愛菜 香里奈 風吹ジュン 中村梅雀 桐谷美玲
2011年 日本
(20110712)
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公式サイトはこちらへ http://www.usagi-drop.com/#追伸
この映画は試写会で観ました。公開は8月20日以降の予定です。